2030年-2035年の製薬業界の働き方を予想!キャリア、MR数の予想、給与や福利厚生の変化について考える。MRの給与レベルはいまの7割程度と予想。自己研鑽できる人材が生き残っていく時代に。

製薬会社の将来を考える
この記事を読んでわかること 
・2030年-2035年の製薬業界の働き方やキャリアの描き方
・MRの福利厚生や給与はいまより下がることは明らか備えることが重要です。

どーも、こんにちは。こういちです。

「製薬会社の将来を考える」のカテゴリーの一番初めの記事は、製薬業界の将来の働き方について述べていきたいと思います。

 

 

最近リストラの嵐が吹き荒れる製薬業界ですが、果たして2030年頃はどんな感じになっているか、予想したいと思います。

なお、今日の内容はあくまでこういちの個人的見解であり、将来を保証する内容ではないのでその点ご注意ください。

 

2030年-2035年の製薬業界の働き方はこう変わる

3回以上転職することが当たり前の時代に。外資系製薬会社では特に顕著に。

このサイトのタイトルである「製薬キャリア 3.0」では将来を以下のように予測しています。

内資・外資に関わらずスキルや経験でキャリアに大きく差がつくことが明確になってくる。

しっかりとしたキャリア戦略や人生戦略が必要な時代。

できるとされる人材は30代で部長クラスや役員クラスに。

3-4回転職することが当たり前の世の中で、米国のように転職しない人材がレア人材になるような時代。

デジタル化の加速により国の垣根は益々なくなり、それに伴い国を跨いでの人材交流が益々活発になる。

サラリーマンとしての成功と、複業での成功がリンクし、複数の収入源を得ながら活動する人が増えているような時代。

定年は70歳まで延長されるものの、定年前に独立し、生涯にわたり現役で仕事をする人の割合が増加する。

製薬キャリア 3.0 コンセプト リンク

 

私は、ほんとうにこのような未来になるだろうなと予測しています。

できるとされる人材は若い内から重要なポストに抜擢されるようになるでしょう。

また年収アップ、キャリアアップの転職も3-4回行うことが一般化し、働き方が欧米スタイルになっていくと予想しています。

特にそういった傾向は外資系製薬会社で普遍化し、転職者が就業者全体に占める割合のほうが多い外資系製薬会社が多くなると思っています。

コロナ前の働き方が戻るとは考えにくく、在宅ワークをベースとした働き方が主流になっているでしょう。

 

 

また規模の小さい外資系製薬会社の参入が、2021年-2030年までは続くと見ています。

中国に抜かれたといっても、高齢化社会で医薬品の売上高は全世界で第3位。

 

承認されたら、基本的には保険償還される日本の製薬業界は外国の製薬会社からしたら収益が確実に見込めるおいしい市場です。

よって、少人数でオペレーションを行う小さな外資系製薬会社の参入はまだまだあるでしょう。

(イドルシア、ジェンマブ、アルジェニクスのような会社がこれからも出てくるでしょう)

 

 

そういったところの求人を狙っていく人が増えていくでしょうね。

製薬業界のリストラの嵐は吹き荒れる一方で、それをうまく利用して退職金をがっつりもらって転職を行い、蓄財していく人も一定数いるでしょう。

結論:できるとされる人材の登用の加速+転職によるキャリア形成や蓄財を図る人がますます増加している。

 

 

MRの数はいまの6割程度に。2030年には3万5千人程度と予想。(2020年は6万人を割り込みました)

 

MRの数はまず間違いなく、減少します。

これはもう絶対です。200%起こります。

減少のスピードも年々加速するでしょう。去年は全体で1000人ほどだったそうですが、年々加速していくでしょうね。

 

なぜなら、コロナが「MRはそこまで数がいらないんだよ」ってことを暴いてしまったから。

 

 

コロナに見舞われた2020年、営業が活動していないのに売上が変わらなかったというMRにとっては不都合な真実が明らかになってしまいました。

詳しくは東洋経済社が詳しく解説しています。

 

高給取りの「製薬営業」が大量にクビにされる訳

 

2020年、2021年いくつかの製薬会社がリストラを実施しました。

 

一番最近ですと、アステラス製薬ですかね。

僕の感覚では多分いまの6割程度になるかなと思ってます。

特に根拠があるわけではなく、あくまで感覚値です。

 

 

経営者的にはもっと減らしたいと考えていると思いますが、クビをきるのが難しい日本社会では徐々に減らすしかありません。

今後は1年に2.5~3千人ずつ減少=10年で2万5千人~3万人の減少

結果、2030年には3万5千人程度と予想しました。

 

 

 

昔に比べMRが出来ることって、ほんとに少なくなってます。

 

・プレゼンも会社で指定されたものしか利用できない(昔は海外学会速報とかやってました)

・弁当も会社指定のものしか頼めない(昔は地元のお弁当屋さんをフル活用してました。)

・接待できない。手土産やギミックも渡せない。(行き過ぎた接待は良くないかも知れませんが、カレンダー位渡すの良くない?って思います。)

・自分で調べた論文をプロアクティブに提供できない (問い合わせを受けて始めて提供可能とされてます。そんなに問い合わせなんてきません。

 

 

 

ここに挙げたものは一例ですが、いわゆる他業界の営業の人ができる営業らしい仕事って、いまは業界の作成したガイドラインのせいでなにも出来ません。

私がMRをしていた時って、営業の腕というか人間味の部分で融通を効かせられる部分が残ってました。

でもいまは、ほんとにできることに制限が掛かりまくってます。

  

 

MRが提供できる情報って、基本Web上に公開されているような情報のみ。

顧客(=医者)からしたら、面白くないですよね。つまんないですよね。だって、そんな情報は自分で調べればわかりますからね。

というわけで、

 

・コロナが「MRはそこまで数がいらないんだよ」ってことを暴いてしまった

・顧客から求められるような情報(学会速報や自分で調べた論文など)は提供できない

このような状況ですので、MRに対するニーズは会社経営者からも、顧客からも減少しているので、必然的にMRの数の減少が起こります。

 

これは間違いないと思っています。

MRの手厚い福利厚生は徐々に削減。家賃手当や日当も半分程度になるでしょう。MRの給与レベルも落ちること間違いなし。

 

MRは給与が高いことで知られています。

大手と言われる会社であれば、30代で1000万円に届く人も多くいるでしょう。

加えて、現在は家賃手当が家賃の6割出ていたり、日当が一日2000円~3000円出ていたりしますので、他の業界に比べて恵まれているのは事実です。

 

 

でも今後は確実に減少していく方向でしょう。

・MRのニーズが減っている>MRの数が減っていく

・MRのニーズが減っている>MRに対する給与や手当も減っていく

 

 

この流れは当然、起こってくるでしょう。

実際、家賃手当がなくなった製薬会社を私は知っていますし、日当が4000円から2000円に減った製薬会社があることも知っています。

総じて、マイナスの方向に動いています。

 

 

私の予想では、今後10年で家賃手当や日当はいまの半分程度

MRの給与レベルは7~8割程度になると予想しています。

理由は単純で、経営者は固定費を削減したいと考えているからです。

 

 

コロナで不都合な真実(営業しなくても売り上げが変わらなかった)が明らかになったことは、実は経営者にとっては好都合です。

かねてから、経営者はMRの削減、もしくはMRの給与や日当にメスを入れたいと考えていました。

 

 

いままではメスを入れることに躊躇していた経営者も、数字に影響がないということがわかったことで行動に移しやすくなったと思います。

また規制でがんじがらめのMRの営業活動に高い給与を払い続ける価値が長続きするとはとうてい思えません。

 

 

それであれば、別のアプローチ(Webサイトの充実、オンラインMR、他業種とのアライアンス,etc)にお金を投資すべきです。

よって、徐々にではあると思いますが、今後MRの年収や手当にメスが入ることが予想されます。

 

 

このブログを読んでいるMRの人にお伝えしたいことは、経営者は決っしてこういった「本音」の部分は表に出しません。

 

 

 

本音と建前を使い分けてます。

「あなたが私の会社には必要です。」

「あなたの声を届けてください。対話がなにより大切です」

「あなたの成長が会社の成長です。会社はあなたに投資します。」

といった、いかにも従業員のことを考えていますよというメッセージを出し続けます。

でも給与は減らされますし、福利厚生や手当も減少していきます。

 

もしくは、給与があまり増えていきません。(もしかすると、こちらのパターンのほうが主流かもしれません。これなら気づきにくいですし、不満も出にくいですからね。)

従って、MRとして勝組(高年収を維持しつづける)になりたいのであれば自分の市場価値が高い時に転職をして、計画的に年収をUPしていくことです。

 

 

 

MRとして市場価値が高いのは20代後半から30代後半までです。まだ転職に関する情報収集すらしていないよという人は、最低でも2-3の転職エージェントに登録することをおすすめしています。

 

理由はいまよりも魅力的な条件の求人、やりがいのある新薬のプロジェクト情報を数多く所有しているからです。

また企業によってお付き合いしている転職エージェントが異なりますので、複数登録しておかないと抜けや漏れが出てきます。

なので複数登録しておく必要があります。

ちなみに私は以下の転職エージェントに登録しています。

JAC Recruitment 外資の立ち上げならここ

エンワールド いちおし。理由も以下記事の中で書いてます。

 

 

【ランスタッド】 元々はヨーロッパ系の人材紹介会社なので、外資案件豊富


Ansewersさんも製薬業界に特化しているので、様々な職種の案件を扱ってます。

Answers

アクシスコンサルティング 

*アクシスコンサルティングなどのコンサル転職も視野に入れていた時期もあるので、そういったところにも登録をして、情報収集をするようにしています。コンサル転職については以下のブログにもまとめていますので、よかったら覗いてみてください。

またMRから本社に異動して、本社で別キャリアを築いていくというプランも考えておいたほういいでしょう。

いずれにしろ、MRとしてのレベルアップ、自己研鑽は必ず必要です。

そのあたりの記事も今後書いていきたいと思います。

まとめ

今日の内容をまとめると

1.1 働き方-3回以上転職することが当たり前の時代に。外資系製薬会社では特に顕著に。

1.2 MRの数はいまの6割程度に。2030年には3万5千人程度と予想。(2020年:6万人を割り込みました)

1.3 MRの手厚い福利厚生は徐々に削減。家賃手当や日当も半分程度になるでしょう。MRの給与レベルも落ちること間違いなし。

以上になります。

今日は製薬業界の今後について書いたら、MRの方にとってマイナスな面ばかりを強調したような内容になってしまいました。(すみません。)

今後の記事では、じゃあどうしたら生き残れるのか?という点について述べていくようなプラスの記事の内容を書くように心掛けたいと思います。

でも今日書いたことはわりと確実に起こってくる将来予想であると思ってますので、危機感を持ちながらレベルアップ・自己研鑽することが大事だと思ってます。

それはMRに限らず、私自身にもあてはまると思ってます。

今日は以上です。お読み頂きありがとうございました。

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