この記事を読んでわかること ・ANOさんの転職への備えと考え方 ・準備の大切さ
*この記事にはアフィリエイト広告を利用しています。
どうも、こんにちは。
外資系製薬会社経営企画室に勤めるこういちです。
朝活は62日目に突入です。
今朝は5時起床。
朝は筆が捗ります。
さて、今日はブログ「製薬キャリア3.0」への記事寄稿第1弾!をお届けします。
7月末に以下の投稿をしました。
現在3名の方にご協力頂いているのですが、そのうちの1名の方から記事の寄稿を頂きました。
今日は②「製薬×転職エージェント」のトピックとなります。
限定3名のため、現在は新たな募集はしておりませんが、反響を見ながらまた追加募集も検討していきたいと思います。
無償でもいいから「記事を寄稿したい!」というもの好きな方がいたら、いつでもWelcomeですので、ぜひご連絡ください。
(まあ、そんな人はいないでしょうが。w)
さて今回、記事を寄稿頂いたのはANOさんです。
Twitterの繋がりからご連絡を頂きました。
大変優秀な方でしたので、ほぼ直しはなかったのですが、2往復位は編集者っぽいことをさせて頂きました。
貴重な経験に感謝申し上げます。
さて、前置きはこれくらいにして、ANOさんから寄稿してもらった記事を以下に掲載していきます。
ご覧頂けると幸いです。
「製薬×転職エージェント」編 by ANOさん
はじめまして。ANOです。
今回は私の転職経験を踏まえて記事を書かせていただきました。
今回は主に下記の方を対象にしております。
・はじめて転職する方
・製薬企業における転職活動の実際を知りたい方(MRの方)
・転職の全体像を知りたい方
まず私の簡単な経歴を下記に記載させていただきます。
・30代内資系製薬企業
・2022年より0から転職活動をはじめる
・現職は外資系企業スペシャリティ領域のMRに転職
正直申しますと転職活動はかなり苦戦しました(笑)
内定をもらえるまではかなり多くの企業からお祈りされました。
そのため、今回は私の実際の経験を踏まえて、転職の内容についてご紹介させていただきます。
少しでも皆様のお役に立てたら幸いです。
【目次】
➊そもそも転職は必要なのか?
➋転職のタイミングはいつか?
➌転職の全体像について
➍最後に
そもそも転職は必要なのか?
まず転職において大切なことは大前提として
「転職するべきか、しないべきか?」
「なぜ転職するのか?」
これらを考えることが非常に大切です。
なぜならこの回答を深堀りすることが転職の軸になるからです。
もし転職エージェントから「転職で叶えたいことはなにがありますか?」と聞かれた際に、
「いまの会社が不満です」
「上司と考え方が合わない」
「正当な評価が得られない」
と答えた場合、転職エージェントも回答が抽象的なために、どのような企業を候補者に提案すればよいか分からなくなります。
そのためにもまずは「具体的に〇〇を実現したい」というポジティブな軸を設定することが必要です。
可能であればそれを数値化できればさらに良いと思います。
私も転職活動の当初は将来が不安だからという、なんとなくな理由で転職活動をはじめました。
そのためにエージェントからも様々な企業を提案されましたが、特に最初は、M3ばかり案内されるという展開になりました。
(個人的な主観ですが、MRに対して、M3を積極的に案内されるエージェントは多い印象です)
M3で働き、コンサルタントを目指すという場合においては、理想のキャリアになる可能性はあります。
しかし、もしMRを続けたいという方は具体的に
「〇〇の製品を扱いたい」
「現在の担当製品の延長で〇〇の製品を扱いたい」
「〇〇の理由でスペシャリティ領域を担当したい」
など転職エージェントに提案して求人を絞ることが必要です。
(こちらから提案しないと求人がどんどん届くことがわかります(笑))
転職エージェントに対し、具体的に「〇〇のような仕事をしたい」という希望を伝えるとその条件に近い求人を提案してもらえます。
またエージェントとディスカッションする中で自身で気付いていないキャリアプランや求人も提案してもらえるので非常に有益でした。
ほかにも転職の軸を明確にすることで離職の可能性を減らすというメリットがあります。
・いまの会社が嫌だから違う会社に行きたい。
・エージェントから提案される企業に行く。
・聞いていた内容と職務内容が違う。
・仕事がつらい、上司が合わないからまた仕事を変えたい
・また転職する
マイナス思考で転職をした場合、上記の一連の流れにあるような「仕事の辞め癖・逃げ癖」がついてしまう可能性があります。
また短いスパンで転職を繰り返した場合には、職務経歴書にこの経歴は残ってしまうため、採用担当者から「この人また辞めてしまう」というネガティブな印象に繋がり採用確率が大きく下がります。
そのためにもなぜ転職をするのかを明確にしましょう。
転職のタイミングはいつか?
では実際に転職するのはいつなのか?転職したほうが良いのか?
この転職のタイミングは非常に悩む点だと思います。
・いままで会社でキャリア構築してきたのにまた0からはじめないといけない
・転職をして仕事がうまくできるのか不安
・転職してお祈りされるのが不安
私もいろいろ悩んで、転職しましたがいまでも正しいのか悩むことは多いです。
ここで結論ですが、結局は転職しても正解は分からないです(笑)
おそらくベストなタイミングなんて転職しないと分からないです。
私の場合は内資系企業から外資企業の転職のために全く異なる環境で、いまも0から覚えることも多くて日々悪戦苦闘しています。
ただ転職して良かったとは思っています。
悩んでいる方は下記の質問に答えられますか?
「いまの会社でやりたいことはなにかありますか?」
この質問にYESもしくはやりたいことがあると言える人がいれば特に転職をする必要はないと思います。
もしこの質問に明確な回答ができない方は「転職を視野に入れる」もしくは「転職すべき」です。
そして是非意識してほしいのは「期限の設定」です。
10年目の私の私見ですが、会社の社会人の人生は本当に短いです。
社会人人生が長くなればなるほど1年は短く感じます。
そのために気が付いたらあっという間に3年目、5年目、10年目と時間が経ちます。
そのためにもおすすめすることは「キャリアの可視化」です。
具体的に定期的に評価面談をする際に、一緒に職務経歴書を作成すべきです。
実際に自己PRや業績などを可視化することで半年間、1年間でどのような変化があったかを知ることができます。
実績やスキルを整理することで、キャリアを客観的に数値で把握することができるため、改善すべき点を知ることができます。
そのために「職務経歴書」を書いてみることをおすすめします。
まだ職務経歴書を作成したことがない方はこの機会に是非作成をしてください。
私もはじめて記載する際には「何を書いていいのか分からない」という事態に陥りました。
・こんな内容を自己PRに書いても良いのか
・そんなに誇れる経歴はない
・記載するべき内容が思ったよりも少ない
・採用担当者からどのように評価してもらえるのか(わからなくて不安)
はじめて職務経歴書を書いた場合に、悩むことは当然です。
そのためにも転職エージェントに聞いてみることをおすすめします。
転職するか検討している場合でも転職エージェントを利用することは可能です。
転職エージェントは無料登録可能なサービスも多い(一部機能は有料)ので、職務経歴書を見てもらえるサイトも多いです。
特に転職エージェントに相談することで、自分の目指すべきキャリアや適職が見つかる可能性も高いです。
そしてここで注意すべき点は転職エージェントに複数登録して、作成した職務経歴書をブラッシュアップしてもらうことです。
なぜなら転職エージェントによっては温度差があるからです。
実際にエージェントに添削を依頼した際に、
本当に添削してくれているのか?
逆にここまでみてくれるのか?
など担当者によっては温度差がこれでもかと言う位あります(笑)
自分に合うエージェントに辿り着くためにも、また職務経歴書をブラッシュアップし複数の視点でレビューを受けるためにも、複数のエージェントから意見を聞きましょう。
ちなみに私ANOのおすすめはリクルートダイレクトスカウトです。
転職の全体像について
転職する手段として下記の方法があります。
・転職情報サイト
・転職エージェント
・スカウト・ヘッドハンティング型サービス
・知人紹介(リファラル採用)
・企業公式HPサイト
今回は「転職エージェント」について紹介します。
私の転職活動で感じた転職エージェントに関する「反省、大前提」について当たり前と言われるかもしれませんが1つ書かせていただきます。
引用元:https://career-theory.net/job-change-agent-fee-45287
転職エージェントにもよりますが、転職希望者の年収約3割が会社から転職エージェントに報酬として支払われます。
つまり年収500万円の提示がされた場合、500 ✕ 0.3 = 150万円が転職エージェントの利益となります。
また年収が1,000万円の場合は、1,000 ✕ 0.3 = 300万円の利益となります。
ここで下記のような2人が転職希望者と仮定します。
①20代×外資系企業×オンコロジー領域担当×大学担当者
②30代×内資系企業×プライマリー領域担当×大学未経験者
MRに関して、転職エージェントが評価する点は以下3点です。
・年齢
・大学担当経験の有無
・担当製品
この3点が最低限求められます。
多くのエージェントと面会をして、MRの求人票をみると必須条件/加点される条件として共通項は下記があります。
・〇年以上の大学病院・基幹病院担当経験者
・専門医とディスカッション
・〇年以上のスペシャリティ領域/希少疾患経験
・特筆すべき成果や経験
・TOEIC
この必須条件を満たす人が企業や転職エージェントの求める人材です。
そのために転職を有利にするためには、まずは求められる人材になることが転職における最短ルートの1つです。
もし転職エージェントの求める人材に近づければ、よりよい提案をエージェントからしてもらえます。
ここで職務経歴書を作成して、改めて求められる人材になれているか客観的に把握してみてください。
もし②のような場合は早期に①の人材になれるように行動すべきです。
具体的には下記のような行動をすべきです。
・社内で担当領域を希望して変える
・転職する
・現担当領域において成果を創出する
私はプライマリー領域メイン②のような人材でしたが、現職(外資系企業スペシャリティ領域のMR)に転職できました。
個人的に転職が成功できた理由は下記4つがあると思います。
①タイミング
→希望のポジションが空くことはタイミングです。
例えばオンコロジーの求人が出ることも増員/後任などイレギュラーなことが多いです。
そのため、もし希望企業があればその企業について詳しいエージェントを探してみることが必要です。
②優秀なエージェント
→エージェントによって希望している企業に強いエージェントがいます。
そのような方は採用担当者の意向についてもアドバイスを貰えるので、「優秀なエージェント」と知り合うメリットはここにもあります。
私の場合は職務経歴書を3回添削してもらえて、志望理由は一貫性があるようにかなりブラッシュアップしました。
リクルートダイレクトスカウトの方には大変お世話になりました。
③明確な期限の設定
→MRをしている場合は特に不満がないと気付いたら現職のままでずっと働いているという事があると思います。
私も特に前職に不満はなかったですが、あるきっかけで3ヶ月間は本気で転職活動に集中していました。
そこから最終面接に進むことも多かったです。
④面接という実戦に慣れる
→希望求人がでてから準備をしてもかなり遅いです、なぜなら周囲は優秀な人材なので対抗するには徹底した準備が必要です。
特に面接は私も新卒以来でしたので自己アピールすることが困難でした。
そのために場慣れではないですが、企業面接をいくつか経験してみることは必要です。
エージェントと面接の練習もできますので、実際アウトプットして練習することをおすすめします。
そして最後に見落としてはいけない重要な基準は「年齢」です。
当然企業は若い人を求める傾向があります。
基準として「30歳」「35歳」はハードルになります。
もし上記の年齢で転職経験もしくはマネジメント経験がない場合はかなり厳しいです。
私も年齢の壁が最も高いと感じました。
そのためにもし転職するなら若いうちが断然おすすめです。
最後に
最後に転職して1番強く感じたことは、良くも悪くも転職は本当に人生が大きく変わると実感したことです。
経営コンサルタントとして有名な大前研一さんの言葉に下記があります。
「人間が変わる方法は3つしかない。」
「1番目は時間配分を変える。」
「2番目は住む場所を変える。」
「3番目はつきあう人を変える。 」
まさに転職はすべてを変えることができます。
そのため、転職は「人が変わる」可能性を秘めています。
そしてまずは具体的にぜひ1つの行動をしてみることをオススメします。
例えば
「職務経歴書を書いてみる」
「転職エージェントに登録してみる」
「実際に面接をしてみる」
など是非具体的に行動していただければ幸いです。
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以上、ここまでがANOさんに寄稿頂いた内容です。
こういちの感想とANOさん&こういちのおすすめの転職エージェント
いかがでしたでしょうか?
既に大転職時代を迎えている製薬業界ですが、ANOさんが書かれていることを実践されている方は果たしてどれ位いらっしゃるでしょうか?
定期的に職務経歴書を見返すなどの具体的なアクションをお取りになっている方はたくさんいても、様々なエージェントの方と繋がり、その中身をブラッシュアップし、面接の練習までしっかり行っている方はまたまだ少数ではないかと思います。
今回はANOさんがMRさんということで、MRの転職に特化した内容を共有頂きました。
戦略的に活動することの重要性をお感じになった方も多いと思います。
けれど、今回の事例はMRの方以外にも参考になる内容だと感じました。
文章の要所要所で、具体的に行動に起こすことの重要性を説明頂いていますが、これは私も同意です。
▪️転職の意思がある
▪️現在の居場所に危機感を感じている
▪️やりたい仕事が他にある
こういった場合には、経験を積みにいく意識と、希望のポジションが空いた際にすぐに動き出す準備が欠かせません。
ANOさんはそうした準備をしっかり行なった結果として、転職という希望を叶えられました。
転職未経験の方で、特に若手とされる20代-30代の方には参考になったのではないかと思います。
私自身も、準備の重要性を再認識しました。
正直最近はここまで意識高く行動に移せていませんので、私自身の参考にもなりました。
記事を寄稿頂いたANOさんに改めて感謝申し上げます。
さて、記事の中でもご紹介しましたが、ANOさんはリクルートダイレクトスカウトの方にお世話になったとのことです。
私も利用してますが、たくさんの転職エージェントの方が登録されてますよね。
この中から優秀な方を見つけ出すのは簡単ではないですが、エージェントのランキングや経歴が記載されていますので、その点は使いやすいプラットフォームが用意されているという印象を持っています。
やりとりも、Webシステム上で行えますので、複数のエージェントの方とのやりとりが一括管理できるのも良い点かと思います。
求人検索もしやすいです。
ANOさんおすすめでもありますので、ぜひご活用ください。
さて、ここからはこういちおすすめの転職エージェントを掲載していきます。
・エンワールドジャパン さんについては過去のやりとりも含めて詳しく書いているので、良かったら参考にしてくださると嬉しいです。
JAC Recruitment 外資系バイオベンチャー案件に強みをもっています。Regeneronとも提携あり。
【ランスタッド】 外資系案件に強みを持っています。
以上です。
ANOさんも、文中に記載頂いていましたが、
①複数の転職エージェントの方と繋がる。
②希望するポジションを伝えておき、情報収集を行う。
③ポジションが空いた時にすぐに行動に移せるように準備する。
こういったアクションは、この大転職時代には必須のアクションになります。
転職を希望する方は、アンテナ高く活動していきましょう!
ということで本日の内容は以上になります。
改めまして、記事の寄稿にご協力頂いたANOさんにお礼申し上げ、ブログを締めくくりたいと思います。
素敵なつながりに感謝します。
ご協力をありがとうございました!!
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