この記事を読んでわかること ・こういちのおすすめする製薬会社のポジション
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どうも、こんにちは。
外資系製薬会社の経営企画室に勤めるこういちです。
5時起きを14日連続で行いました。
朝活を習慣に出来つつあり、ブログの強い味方になってくれています。
今後も積み上げたいと思います。
さて、今日は「製薬で狙い目の職種」についてです。
以前、Twitterで以下のぶらさがりツイートをしました。
今日はこの時のぶら下がりツイートを少し深堀する形でお届けします。
ちなみに狙い目の理由は「雇用に強い」「専門性があり、ニーズが高い」というニュアンスで狙い目と表現してます。
それではどうぞ。
Supply Chain

人材不足気味だし、割と好待遇です。
薬を患者さんに届ける上で、なくてはならない部署です。
英語と専門知識は必須です。
若い内からこの道進めたら将来安泰です。
生産と物流を担う部門ですが、本社で勤務するケースと工場で勤務するケースがあります。
上市準備チームには必ずSupplyの人が入って、製品のパッケージのことやSKUの調整をしてもらいます。
SKUとはstock Keeping Unit(ストック・キーピング・ユニット)の略で、受発注・在庫管理を行うときの、最小の管理単位をいいます。
市販後もがっつり流通に関わりますし、上流から下流まで製品に関わることができます。
他業界から来る人も多い印象です。
私がこれまで出会ったSupply chainの人は、元クロネコヤマト勤務、元日通勤務という感じで、その道で仕事してきた人も数多くいました。
元家電メーカーのSupply chainだった人にも出会ったことがあります。
関わる社内関係者も多いですし、Globalとの仕事も多いので、楽しいお仕事と思います。
Pricing

日本の薬価制度は超複雑です。
昔はPricing部に戦略は必要ないと言われていましたが、いまはそんなことありません。
いかに自社の望む薬価を取りに行くか。
薬価戦略を考えることは超重要な仕事に変わりました。
ここで専門性積めたら強いです。
雇用も安定するでしょう。
Ph1.2.3のどのフェーズにも関わるし、発売後も必須の部署です。
開発品については、売り上げ予測の際に、薬価の予測は必要不可欠です。
発売後はどのように薬価が推移していくかを予想することで、マネジメントの意思決定も大きく変わってきます。
ですので、Pricing部は経営陣とかなり近いところで仕事をすることにもなります。
なのでその分、プレッシャーがきつくなることもあります。
ここで若いうちから経験積んで、専門性と実績を積み上げたら将来安泰でしょう。
英語も必須です。
なぜなら日本の複雑な薬価制度をGlobalのメンバーに理解させる必要があるからです。
この部署はMRからのキャリアチェンジやマーケティングからのキャリアチェンジの方もよく見かけます。
調べることが好き、細かな数字を積み上げることを苦に感じない、という人には向いているのかなと思います。
Quality

開発の中にあることが多いです。
医薬品の品質管理のお仕事になります。
細かい規制要件や基準を確認するきめ細やかさが求められます。
トップの人は製薬の3役の1つである総括製造販売責任者や品質保証責任者であることが多いかと思います。
これもなくてはならない部署なだけに、キャリア的に強い印象を持っています。
ちなみに3役とは以下のような人たちです。

引用:https://www.kyotobiken.co.jp/about/compliance/threeroles.html
CMC

CMCとは、Chemistry, Manufacturing and Controlの略です。
申請書類における原薬・製剤の、Chemistry(化学)・ Manufacturing(製造)・Control(品質管理)の情報をまとめる業務を担います。
開発の中にあることが普通です。
ここも慢性的に人が不足している印象があります。
扱う情報が細かいですし、規制当局とのやりとりの経験も必要です。
以下のサイトにCMCに求められるスキルと経験が載ってました。
- 申請経験:製造販売製造承認申請書、一部変更申請書、軽微変更届、GMP適合性調査申請書、輸出届などのCMC薬事関連書類の作成経験。CTDの作成経験。
- 規制当局への相談業務経験:対面助言や事前確認簡易相談など。
- 医薬品・治療薬の製造・試験・品質保証の業務経験
- 英語能力:読み書きが中心業務ではあるが、テレフォンカンファレンス(電話会議・テレビ会議)が問題なくできるレベルが望ましい。
- 欧米のラベリングに関する知識:日本とは異なる取扱説明書等の表示に関するレギュレーション知識
https://nmproc.nikkeihr.co.jp/contents/column/trend/cmc/trend01_01.html 日経メディカルプロキャリア
需要はあるけど、供給(担い手)が少ないイメージなので狙い目かもしれません。
IT

ビジネスIT, コーポレートITなど色々ありますが、面白いのはビジネスITかと思います。
ビジネスITはビジネスに役立つITツールやプラットフォームの導入をリード。
マーケティングやメディカル、広報なんかとも絡んで仕事をします。
ヘルステック企業からの転籍もちらほら。
製薬ならではの規制や個人情報保護などに留意する必要がありますが、結構楽しいと思います。
一方でコーポレートITは普段みなさんが使っているITやi-Phoneの調整をするような部門。
元NTTとか、元ソフトバンクなんて人がいたりしますね。
高い年収と手厚い福利厚生が魅力的な製薬業界

紹介したSupply chainやITなんかは、他業界からの転籍も可能ですし、そういう方をこれまでも何人も見てきました。
その方々とお話して、製薬業界に来た理由を尋ねると
「高い年収と恵まれた福利厚生」
と答える方が多いです。
製薬業界は利益率が高いことで有名です。

引用:https://news.line.me/detail/oa-zuuonline/11f5423dbc9a
2019年の記事ですが、トヨタ自動車・日本製鉄という企業と比べてもアステラスや武田薬品の売り上げ総利益率が高いことがお分かりいただけるかと思います。
(高年収で知られるキーエンスはバケモノみたいな利益率ですね。。。)
そうなると、総じて社員の給与水準も高くなります。
製薬会社が他の産業の会社に比べて給与が高いのは有名です。
30代1000万円は普通です。
同じような仕事をするなら、高年収が期待できる業界で働きたいですよね。
加えて、製薬会社はヘルスケア業界に位置するだけあって、福利厚生に対する意識も高く充実している企業がたくさんあります。
こういった点も魅力的な職場として映るのかと思います。
製薬のキャリアに興味がある方は情報収集を

私のブログでは製薬のキャリアや情報について、きままに発信しています。
Twitterもやってますので、良かったらフォローしてください。
有益な情報発信とプチ情報を発信するよう心掛けています。
製薬のキャリアに関心があるなら、
定期的に自分のスキルを棚卸して、
転職エージェントさんと上手に付き合って、
情報収集とキャリアアップを実現させていく。
今後の製薬でのキャリアを積み上げていく上で、必須のアクションだと私は考えています。
動いている人は動きまくって、情報収集していますので、アンテナ高く行動してください。
さて、ここからは製薬での仕事を探す上で欠かすことのできない、オススメ転職エージェントのご紹介です。
過去のやりとりの情報も含めて書いていますので、ご興味ある方はお読み頂けたら嬉しいです。
エンワールドジャパン 製薬専門チームありです。こういち、いちおし。
JAC Recruitment 外資系案件に強みをもっています。
【ランスタッド】 外資系案件に強みを持っています。意外に知られてないですが、超優良です。
マイナビエージェント どちらかというと内資系案件が多い。
リクルートダイレクトスカウト 本社系案件に強い印象。
【アクシスコンサルティング】コンサルティング会社に興味があれば、登録しておいて損はないです。特にBIG4(PwC/EY/KPMG/デロイト)とのコネクションが強く、実績を出しています。20代なら挑戦するのもおおあり!キャリアの幅がぐんと広がります。
毎回ブログの中でお伝えしていますが、その時々で求人が入ってくるエージェントが異なる印象ですので、上位に上げたうちの1-2個は登録しておくことをお勧めします。
無料ですし、情報を得るには転職エージェントの方と繋がるのが一番です。
あとでやろう、またやろうと思ってると、どんどん時間が過ぎていきますので、アンテナ高く、キャリアを積み上げていきたい人はすぐ動いたほうがいいです。
いまの時代、すぐに動いた人、すぐに行動に移せる人が勝つ時代です。
製薬でのキャリアについては以下のような取り組みも行っています。
ご興味ある方はお読みいただけると嬉しいです。

ということで本日は以上です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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