MSL時代に優秀だと感じたMRさんの共通点。200人超のMRと同行した外資系製薬会社経営企画室こういちのMR論。

戦略的キャリア形成
優秀なMRさんの共通点
①車が整理整頓されている
②先生に強い
③MSLに言って欲しいことをきちんと伝えてくる
④視座が高く、組織を語れる
⑤勉強している

どうもこんにちは。

外資系製薬会社経営企画室に勤めるこういちです。

私は過去、メディカルアフェアーズでMSLをしていました。

今日はMSL時代に

「優秀だなー、このMRさん」

と感じた方の特徴を、ブログにまとめていきたいと思います。

私は過去にMSLとして、実に多くのMRさんと同行させてもらいました。

当時は、まだMRさん同席の元で情報提供をしたり、しなかったり。

数にすると200人は超えていると思います。

今日はその時のことを振り返ってブログにまとめていきたいと思います。

気軽な気持ちでご覧ください。

 

MSL時代に優秀だと感じたMRさんの共通点

いま思い返すと、優秀な方にはいくつかの共通点があったように思います。

また優秀だと感じたMRさん達は、その2-3年後に本社のマーケティング部への異動や、現場の所長さんとして活躍する方が多いという印象を持っていました。

今日は過去200人以上のMRさんと同行経験を持つ、外資系製薬会社経営企画室につとめるこういちが、独断と偏見で共通点を5つご紹介していきたいと思います。

 

 

共通点その1:車が整理整頓されている

 

そんなことかよ!

って思った方もいらっしゃると思いますが、

これ、結構な共通点だと私は思っています。

「車が整理整頓されているMRさんは優秀な傾向がある。」

これは一つの真実かと思います。

整理整頓が得意ということは、物事を整理することに長けているということです。

・相手に物事を伝える時

・知識をインプットする時

・特定のモノを探すとき

このような時に、整理整頓の力は大いに役に立ちます。

200人以上のMRさんと同行して、

あくまで傾向ですが、

優秀な人の車は総じて綺麗だったという印象を持っています。

所長経験が長い方で、多くのMRさんとの同行を経験した方であればきっとわかってくれるのではないかなと思います。

 

 

共通点その2:先生に強い

2つ目の共通点は「先生に強い」ことです。

この強さには色々な要素が含まれてます。

・先生から信頼されている。

・MRとしてきちんと意見も言える。出来ないことにははっきりNoも言える。

・先生の情報をたくさん知っている。

・先生の興味、関心、研究テーマを把握している。

優秀なMRさんは、懐に入るのが上手です。

担当エリアで自分が強いと言える先生を複数抱えています。

 

こういったMRさんは、先生に関して、面談前に事前に情報を教えてくれます。

・次の講演会はいつ演者の予定がある

・最近うちの薬を○○例使って頂いた

・最近関心のある研究領域は○○だ

などなど、こちらが聞いていないことも面談の前に色々Inputしてくれます。

 

逆にいまいちだなと思うMRさんは、先生のことを良く知らないケース。

すごい基本的な質問(例:どこの医局に所属していて、専門が何でみたいな)をしても回答できないMRさんもたまーにいます。

「えっ、大丈夫?調べればわかるよ?」

みたいなことを把握していないMRさんも残念ながらいらっしゃいます。

顧客に強くなるには、まず相手を知ることです。

 

 

共通点その3:MSLに言って欲しいことをきちんと伝えてくる

3つ目はきちんと自己主張してくるMRさんです。

優秀な人はたいていお願いしてきます。

無理かどうかに関わらず、一旦はお願いしてきます。

「無茶言うな」ということも時々ありましたが。笑

でも優秀な方はたいてい数字に貪欲ですし、欲張りです。

 

 

同席の有無に関わらず、MSLに言って欲しいことをきちんと伝えてきます。

もしくは先生に聞いて欲しいことをリクエストしてきます。

もちろん、全部が全部対応することは不可能ですし、お断りすることもありました。

でも優秀だなと感じたMRさん達はみんな何かしらお願いをしてきたという印象があります。

 

 

「MSLの面談だから全部お任せします!私はノータッチです。」

というスタンスの人は、優秀な方の中にはいなかったですね。

ですので、面談後も色々聞いてきます。

同席できない時も多々あったので、可能な範囲で共有するようにしてました。

「MSLの面談であっても、自分事化して、自分の顧客に関する状況は可能な限り把握するように努める」という人が優秀なMRさんの中には多かった印象です。

レギュレーションの問題で、中々情報共有が難しい部分もありますが、それも理解した上で、顧客理解をしようとするMRさんは優秀だと思います。

 

 

共通点その4:視座が高く、組織を語れる

同行した時に、所属するチームや営業所、支店の話になることがあります。

私自身が組織論的な会話が好きなので

「チームの雰囲気ってどんな感じなんですか?」

「○○所長のマネジメントってどんなスタイルなんですか?」

って聞くことが、車中の中で度々ありました。

 

そういう時に、だいたい2つのパターンに分かれます。

①愚痴で終始するパターン

②課題を的確に把握して、改善を試みているパターン

  

 

①のパターンは残念ながら、他責思考で物事を語るケースなので、あまり刺激をもらえません。

というかたまにしか会わないMSLにそんなに愚痴を言ってはダメです。

噂話はすぐに広まります。(私が広めるわけではないです。)

 

 

私が好きなのは②のパターンです。

自分のチームの抱える課題を的確に把握して、どのように貢献しようと考えているか?

こういうことを質問した時に、すぐさま答えられるMRさんは優秀だなと思います。

 

 

質問しなくても、

言葉の端々で、

チームのことを考えている

組織のことを考えている

自分事として考えている

って、会話をしていれば自然とわかります。

 

 

自責で考える癖がついていて、

かつ自分のことだけでなく、

チームのことまで視野を広く・高く持っている方は優秀なMRさんだなと感じます。

 

共通点その5:勉強している

たいてい、出来るMRさんや、その後本社のフロアで見かけるMRさん(異動してきてマーケティング部等)って、独自で勉強に取り組んでいることが多いです。

そういう方の車に乗るとき、本を見つけることがしばしばありました。

・英語の単語帳とか

・MBAの本とか

・会計の本とか

・ガイドラインとか

(英語の単語帳に隠れて、一回エロ本、見つけた時もありました。笑)

 

 

 

自己研鑽をしているMRさんには総じて優秀なMRさんが多いという印象です。

最近は車の中でもオンライン英会話の「ネイティブキャンプ」をしてる人もいるんじゃないですかね。

何か能力を高めようと意識している方は、数字に対しても貪欲なので、総じて優秀だというのがこういちの印象です。

 

 

環境が意識を変える

 

ここまで、MSLから見て優秀だと感じたMRさんについて述べてきました。

いかがでしたでしょうか?

すべてに納得はされなくても、

1つ位は「うん、わかる」という共通点があったのではないでしょうか?

 

 

 

最後にもう一つ、共通点というか、気付きなのですが、

「優秀なMRさんの周りには優秀なMRさんが多い」

という事実です。

 

たくさんのMRさんと同行して、

優秀なMRさんの近くには、優秀なMRさんが多いという事実に気づきました。 

 

 

きっと、お互い切磋琢磨しあって、日々意識高く情報交換しあっているから、お互いに刺激を頂くんでしょうね。

 

 

いかがですか?

 

あなたの周りは優秀なMRさんが多いですか?

 

それとも文句タレMRさんが多いですか? 

 

もし、いま「他責思考の人が集まっている集団かもしれない」と感じてしまったのであれば、取れるアプローチは2つあると思います。

 

①組織変革のためにまず自分が変わる

②その環境から抜け出す→転職

 

まず①を行うことが大前提です。

まず自分が変わること、自分が変えていこうとすること。

その姿勢が最初にあってしかるべきでしょう。

 

 

それでもやっぱり時間が掛かる、組織風土的にも難しいとなった場合は、個人的には②を視野に入れることは全然ありだ思います。

 

 

環境で人は変わります。

成長スピードも変わります。

キャリアも変わります。

 

 

「ぬるま湯、他責思考の組織」に属していると、能力が錆びついてきます。

若いうちにそういう組織にいたら絶対良くないです。

いずれキャリアが頭打ちになります。

  

そういう時は、環境を変えることを視野に入れてよいと思います。

総じて、外資製薬は数字に厳しいので、営業組織でぬるいところは少ないと感じます。

(中には存在するかもしれませんが、、、)

 

 

今いる環境を変えて、もっと成長できる環境に身を置きたいと考えるのでれば、

転職活動をすることをおススメします。

 

外資製薬に行きたいのであれば、以下3つのエージェントは抑えておくと良いと思います。

JAC Recruitment 

エンワールドジャパン 

Answers 

 

JAC Recruitment さんとは、かれこれ10年位付き合いがあります。

海外MBA留学をしていた時から本格的に利用をさせて頂いて、

その都度、その都度、必要に応じてキャリアの相談をさせてもらっています。

非公開求人も紹介してくださいます。

履歴書やCVの書きぶりも細かく見てくれますし、

企業ごとにどういうアピールをしたら良いかというアドバイスもくれます。

外資系バイオベンチャー情報も定期的に頂いてます。

情報網がね、やっぱすごいです。

さすが、外資に強いだけあります。

JAC Recruitment さんは立ち上げもね、関わることが多いです。

 

 

もう一つはエンワールドジャパンさんです。

エージェントさんの中に元製薬会社の人事の方がいます。

なので製薬の内情に詳しい。

お話した印象は製薬会社側の内情だったり、給与体系だったり、福利厚生だったり、そのあたりに詳しいです。

前回、こういちはお世話になってます。

その時のことも過去ブログにまとめてあります。

 

 

Answers

製薬ニュースのAnswersNewsでおなじみのAnswersさんです。

実は、転職エージェントも運営されています。

今回、業務提携のお話を頂き、今月からブログで紹介できる運びとなりました。

 

MRに限らず、メディカルやR&Dの本社案件も豊富に扱っておいでです。

製薬業界特化のエージェントさんです。

今度、別途、Answersさんの強みについても別記事にあげていきますので楽しみにしていてください。

私も知らなったですが、外資バイオベンチャーの案件も扱っておいでです。

最近大量採用した某企業とも提携されているそうです。

 

 

 

何度も言いますが、転職はタイミングが命です。

情報を掴みに行く努力は欠かせませんし、

エージェントにより持っている案件はそれぞれ異なります。

最低2社とは繋がっていたほうが良いと思います。

 

ということで、本日は以上です。

 

今日は、元MSLが感じた優秀なMRさんについて好き勝手に述べさせていただきました。

 

異論反論は大歓迎です。

みなさんの中で何か一つでも考えるきっかけが生まれたら嬉しく思います。

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

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