この記事を読んで分かること ・こういちのMR時代の失敗話 ・失敗に対する考え方
どうも、こんにちは。
外資系製薬会社経営企画室に勤めるこういちです。
このブログは主に20代-30代の読者の方に役に立つ情報や経験をお伝えすることを一つの軸においています。
今日は一人の読者さんからのリクエストにお答えした記事を書いていきたいと思います。
先日Twitterで以下のようなやりとりをしました。
就活生の方からのリクエストですね。
失敗話。。。(笑)
いつもブログの中では偉そうなことを述べてる私ですが、変な失敗もたくさん経験してきています。
今日はMR時代のことを思い出して、失敗話をまとめていこうと思います。
雑記的内容ですので、気楽な気持ちでご覧ください。
失敗エピソード
ぱっと思いついたストーリーを3つほどご紹介していきたいと思います。
弁当が届かず、外科部長ガチギレ
一番最初に想い浮かぶ失敗はこれですね。
なぜならものすごい怒られたから、いまでもよく覚えています。
当時、顧客である外科部長にマジギレされました。
MR2年目のこと。
経緯とやりとりはこんな感じでした。
・3日前にお弁当注文
私「16:00時に病院の正門玄関で受け渡しをお願いします。」
・当日16:00
お弁当屋さん現れず、電話も出ない。説明会は17:00から。焦る。
・当日16:05
お弁当屋さんから電話 お弁当屋さん「今日18時(午後6時)ですよね?」(16時を午後6時と勘違い。この時点で17:00の勉強会に間に合わないことが確定。)
・急いで欲しい旨お弁当屋さんには伝達し、「やってしまった」と自覚しながら説明会の準備へ。
・17:00頃、外科部長はじめ、外科の先生方が続々お部屋へ。
・開口一番 外科部長 「あれ?お弁当は?」
・私「すみません、私のほうで伝達ミスをしてしまい18時に到着する予定です。」
・外科部長「俺、18:00からオペなんだけど・・・」
・私「そ、それは、、、申し訳ございません、、、、」
・外科部長「まあ。いいや。説明会初めて。」
・私「はい、すみません」
・(生きた心地のしないプレゼンを予定10分のところ、5分で終了)
・外科部長「質問というか、、、こっちはこの場でお弁当を食べるスケジュールで予定を組んでるんだから困るよ。」
・私「はい、申し訳ございません。」
・外科部長「忙しい外来で昼も食べれていないのに、また18時からオペで。どうしてくれるの?」外科部長いらいらマックス
・私「はい、謝ることしかできません。申し訳ございません。」
・外科部長「相手のスケジュールを拘束してるんだからさ。暇じゃないんだから。わかるでしょ。」
・私「はい、言い訳のしようがありません。申し訳ございません。」
・外科部長「お弁当届いたら医局の机のところ置いておいて。それじゃあ」
外科部長、怒りMAX。
私は汗ぐっしょり。
こんな経緯とやりとりがありました。
その後、お弁当屋さんは17:45に到着。
外科部長のいる医局に訪問するも、外科部長はいらっしゃらず。
とりあえずお弁当を外科部長の席において、謝罪の手紙も添えて、3時間ほど待機。
戻ってきたので、再度謝罪。
外科部長「もういいから。お疲れ様。」
その日はそこで終了。
翌日、所長を連れて再度謝罪。平謝り。
翌日は態度が一変しており、許してもらえることに。
めちゃくちゃ焦りました。
前日にお弁当の到着時間を業者に連絡しなかったことを大反省。
以後、前日の確認を怠らなくなりました。
急いでいてスピード違反で2回捕まる
MR2年目と4年目の時にやらかしてます。
『MR2年目の時』
アポイントではないものの、訪問時間の決まっている顧客がおり、少し急ぎで運転してました。
時速40km規制の田舎道を確か、時速65km位で走ってました。
旗を持った警官が突然目の前に。
罰金と、当然顧客への訪問も間に合わず。。。
『MR4年目の時』
高速を運転。
時速100kmのところを時速120km位で運転。
この時もアポイントではないものの、早く病院に着きたいという想いでちょっと急ぎ足。
突然隣の車が前方に。
すぐに覆面パトカーだと気づきました。
次の瞬間、車の上にランプが置かれて「ついてきてください」の表示。
高速道路の臨時駐車スペースまで誘導され、ジエンド。
罰金確定。
説明会で「わかりにくい」と言われる
MR2年目の頃。
おじいちゃん先生のクリニックで説明会を実施。
練習を行わず、スライドをちゃちゃっと組み立てて(当時はいくらでも自作できました)、いざ説明。
作用機序のところなど、いくつか自分で話していても違和感あり。
終了後、おじいちゃん先生から「よーわからん!」とフィードバック。
別に怒られたわけではなかったのですが、率直なフィードバックが逆にこたえました。
練習しなかったことを猛反省。
どこかでなめていた自分がいましたね。
この日以降、説明会前は練習時間をきちんと確保するようになりました。
失敗に対する考え方・捉え方
他にも細々したことで失敗したことはありますかね。
・講演会で配布するタクシーチケットが足りなくなった。
・説明会のお弁当の個数が不足していた。
大量に思いつくわけではないのですが、その時々でちょこちょこ失敗してます。
失敗に対する考え方ですが、私は「どんどん失敗してもいい!」とは思っていません。
出来れば失敗はしたくないと思っています。
たまに「若い時は、どんどんチャレンジして、どんどん失敗して学ぶといい」という意見を見かけますが、私は半分正解で半分間違っているかなという感覚を持っています。
どんどんチャレンジするのはいいことですが、どんどん失敗してもいいとは思いません。
適切に準備をして、適切にチャレンジをして、最善を尽くし、その中で失敗が付いてきてしまうのはしょうがないことだと思います。
ですので、よく後輩には
「どんどんチャレンジしてください。成功するように、抜けや漏れ(失敗)がないように準備をしっかり行ってください。心配なことがあればいつでも相談してください。」
こういったスタンスの声掛けを行います。
失敗を容認するスタンスでのコミュニケーションは取っていません。
チャレンジに対して準備をどれだけ行えるか?
この部分を大切にしています。
また仮に失敗に直面した時には、他責にならないように気を付けています。
自責で考えるように意識してます。
「明らかに他の人に原因があるでしょう」というときであっても、あえて自責で考えるように意識しています。
・何か自分から働き掛けて失敗を防ぐことはできなかったのか?
・私自身の準備は万全だったのか?改善するポイントはなかったのか?
失敗の原因を他人に求めるのは簡単です。
でもそうすると伸びしろというか、改善を図るのが相当大変です。
人を変えるって簡単ではないですからね。
それであれば自分の身の振り方や考え方を変化させる、柔軟に対処するほうが良いと考えてます。
少し抽象的に書きましたが、この感覚わかりますかね?
新卒で働くならMRが一番いいと思う理由
さて、ここまで失敗に関して自論を述べてきました。
顧客に近いところで仕事をしていると、様々なトラブルや予期しないことが起こることをしばしば経験します。
今日は就活生の方からのリクエストにお答えして、MR時代の失敗話について述べてきました。
最後に就活生の方へのメッセージです。
賛否があるかもしれませんが、私はMRという仕事は製薬会社における最初のキャリアとしては大正解だと思います。
会社の上層部にいる人たちも、元MRという方々はたくさんいます。
開発された薬の情報を顧客に届ける仕事を担うのがMRです。
もちろん、安全性の情報収集も行います。
いまの時代、薬の情報はWebでも簡単に入手できるようになりました。
MRはいらないのではないか?
そんな声もちらほら聞こえてくることがあります。
でもそんなことはWebが台頭してきた20年前からずっと言われてきました。
確かにMRの数は減少傾向です。
でも私はゼロになることはないと思っています。
「薬の情報をお届けし、医師の行動変容を促し、患者さんに最適な治療薬が行き渡る環境を構築する」
この仕事を担当地区レベルで行動に移せるのはMRだけです。
顧客と繋がり、顧客に直接的に働きかけることができるのもMRの強みです。
そして、顧客の声を一番多く聞くことができるのもMRです。
私はこの経験が新卒の方には一番重要だと思います。
顧客の声を聴いて、考えて、施策に繋げて、実行に移す。
これらを顧客の近く、最前線で行えるのがMRの醍醐味だと思います。
様々な声を聴くことで、会社の改善点が見えてきたり、新たなマーケティング施策を思いついたりします。
そういうことを経験できるのがMRです。
当然きれいごとばかりでなく、雑用だったり、面会5秒だったり、医局の壁になるだったり、モチベーションを阻害する要因は様々あります。
でもそれはどんな仕事にだって付き物です。
MRの仕事をやりがいのあるものにするかどうかはあなた次第。考え方次第です。
どうかそのことを強く意識してください。
宣伝
最後は宣伝です。
MRとして2年間、泣かず飛ばずであった私ですが、MR3年目から成績が飛躍的に向上しました。
当時、新たに着任してきた所長の営業が非常に大きかったです。
その所長の教えを以下のNoteにまとめてありますので、ご興味があればぜひお読みください。
またキャリアに悩む方にはキャリア相談も実施しています。
現在10数名の方にご相談頂いております。
すべてではないですが、過去にも以下ブログのようにやりとりをまとめたりしています。
ご興味ある方は、こちらもご覧ください。
ということで本日は以上です。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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