外資系製薬会社、転職8ヶ月目のリアル。以前の会社との比較には要注意。PHP Business The 21「リーダーは聞き方が9割」のススメ。

転職リアル日記
この記事を読んでわかること
・以前の会社との比較における注意点 
・気づかせてくれた本 PHP Business The 21「リーダーは聞き方が9割」
・「いかに自分事化できるか」が重要

どうもこんにちは。こういちです。

今日は転職8ヶ月目のことを振り返って記事を書いていきたいと思います。

その頃の手帳には以下の走り書きがありました。

・他責には要注意。

・批評家にならないように注意する。

・違いを認めつつ改善を促す。

この走り書きは、PHP Business The 21 「リーダは聞き方が9割」を読んだ後に手帳に書いたメモです。

今日はそのことについて触れていきたいと思います。

以前の会社との比較における注意点

転職をすると前の会社と今の会社を色々な面から比較することが出てくると思います。

福利厚生や、カルチャー、人事制度、IT環境、など比較する面が多くあるかと思いますが、私が特に気になったのは「顧客に対しての取り組み」の部分でした。

顧客に対しての取り組みに関しては多くの側面があります。

例えば、

・マーケティングの顧客に対する取り組み、

・メディカルアフェアーズの顧客に対する取り組み、

・営業の顧客に対する取り組み、

・広報の顧客に対する取り組み、

・疾患啓発活動に対する取り組み、

・患者会に対する取り組み、

こういった取り組みです。

これらの取り組みに対して、私はどうも不満を抱きがちでした。

「もっとこうしたら良いのに」

「会社としてこうすべきだ」

「競合戦略が弱いですよね」

上司とのOne on Oneでも、こういった不満を述べていたことを覚えています。

これはどうしてもしょうがないのですが、比較的規模の小さい外資系製薬会社の場合は、大手と呼ばれる外資系製薬会社よりも人的リソースが少なくなります。

一人の人が複数のプロジェクトや製品を掛け持っていることが多く発生します。

そうすると、どうしても総合的に見た時に、一つ一つの取り組みの部分に差が出てきてしまいます。

私はこの部分に関して若干フラストレーションを抱えていました。

そして、批判的な意見や考えを抱きがちでした。

でもこれは注意が必要です。以下に詳しく述べていきますね。

気づかせてくれた本 「PHP Business The 21:リーダーは聞き方が9割」

そんな中でたまたま手にしたビジネス雑誌が「PHP Business The 21:リーダーは聞き方が9割」です。

PHP Business The 21は私の愛読書の一つで、主に40代-50代のミドルマネージャーの方向けのビジネス雑誌になります。

毎月発刊されており、毎月様々なテーマで発刊されています。

過去のものですと

・「敵をつくる一言、好かれる一言」

・「すごい質問力」

・「50歳から始めたいこと、やめること」

・「できるリーダーだけが実践する5つのこと」

などです。

私が手にしたのは、2021年8月号の「リーダーは聞き方が9割」でした。

それを読んで、「あー、最近の自分のスタンスや思考がリーダーとしてはふさわしくないな、駄目だな」ということを反省しました。

特に刺激をもらったのが、KIRINビール (株)代表取締役社長 布施孝之さんの記事でした。

心に響いたワードとしては、

「良いことは部下のおかげ、悪いことは自分のせい」

「リーダーの仕事とは『人を通してこそ成す』」

「自分など大したことないという自己認識を持っている」

「部下のせいでという他責の発想はリーダーにあってはならない」

といったものです。

一番ガツンときたのは布施さんのインタビューの記事でした。

「自分自身が営業時代に成果を出してきたこともあり、『なぜ同じようにできないのか、なぜ言った通りにしないのか』と不満を募らせていました。

しかし、それは彼らが悪いのではなく、彼らをその気にできない私のせいだと、ある時気が付きました。

そこで全体会議で今年成果が出なかったのは自分のミスだと頭を下げました。

その頃から潮目が変わりました。」

このインタビュー記事を読んではっとしました。

いや、まさに今の自分に近い部分があるなと。

いまの私は部下というわけではありませんが、他部署の方に対して色々動いてもらう立場の人間で、どちらかというとそれらを取りまとめる仕事を多く行っています。

その中で、

「もっとこうすればいいのに」

「なんで他の会社が取り組んでいるようにできないの?」

「もっと効果的な打ち手があるんだからそれを行えばいいのに」

と批判的、かつ批評的に他部署の活動を捉えていました。

(もちろん、他部署の方に直接的に口に出して言うことはしていませんよ。)

そしてそれにフラストレーションを抱えていました。

しかしながら、それは違うなということを布施さんの記事を読んだ後で反省しました。

具体的には

「他責の姿勢からは良いものは生み出せない」

「彼らをその気にさせるのがリーダーの仕事」

「こちら側からアプローチできることもあるはず」

ということを考えるようになりました。

そして手帳に、

・他責には要注意。

・批評家にならないように注意する。

・違いを認めつつ改善を促す。

といった走り書きをしました。

それが転職8ヶ月目のことです。

強烈に印象に残っていた記憶でしたので、こうしてブログにも書いています。

「いかに自分事化できるか」が重要

批評や批判って簡単なんですよね。

注意しないと、意識しないと、ついやってしまいがちになります。

転職したてのころは、前の職場ともついつい比較してしまいがちですし、劣っていると感じる部分については、批判や批評がしたくなります。

でも批判するだけでは現在自分がいる組織が改善に向かうことはありませんよね。

なので、いかに自分事化するか、他責ではなく、自分の周りに起こっている問題として対処できるかどうかが、リーダーとしての腕の見せ所なんだと思います。

特に自分が手を動かす立場にない場合には、相手の行動を促す必要があります。

どうしたら相手に気持ちよく動いてもらうか、改善点を自分自身で気づいてもらって行動につなげてもらうか、

このあたりがコミュケーションの腕の見せ所なんだろうなと思います。

正直ここについては、現在も道半ばであり、日々意識しながら業務をしているところではあります。

この8ヶ月目というのは自分にとっては一つ大きな気づきを得たターニングポイントでしたので、今日はブログに書かせて頂きました。

お読み頂きありがとうございました。

PHP Business The 21

は組織を動かす立場にいる40代-50代のミドルマネージャー対象の本ですが、多くの学びが得られるビジネス雑誌として重宝しています。

ご興味ある方、ぜひ一度手に取ってみられてはいかがでしょうか?特に8月号は、リーダーの姿勢についての記事が多く、勉強になりました。

まとめ

ということで本日は以上です。まとめると

以前の会社との比較における注意点 

・気づかせてくれた本 PHP Business The 21「リーダーは聞き方が9割」

・いかに自分事化できるかが重要

という3点について書かせて頂きました。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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