この記事を読んでわかること ・MSLの仕事の概要 ・病院勤務と企業勤務のライフスタイルの違い
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どうも、こんにちは。
外資系製薬会社経営企画室に勤めるこういちです。
気づけば、2月も終盤に近付いてきましたね。
本業も、プライベートも忙しく、ブログの更新頻度は今年に入り低下しています。
週1-2記事です。
まあ、こういう時期もあります。
ありがたいことに、PVやアクセス頂く人の数は維持できており、300人-400人位は毎日ブログにアクセス頂いてます。
ブログからの収益は横ばいです。
6桁はかれこれ半年は維持してます。
かけている労力は週に5-6時間。
1日1時間程度。
そう考えると、不労所得ではないですが、いい感じに育ってくれています。
これ以外にも、ブログから派生して、Writing業(記事を書いて、企業さんに納品)や、Note、X、企業コンサル、市場調査協力などの他の細かいお仕事も加えると色々なところから収益が発生するようになってきました。
コツコツ積み上げてきたことの成果かなと思います。
ここまで来るのに2年近く掛かっているので、全然スピード感はないですが。。。
自分にはこのコツコツがしょうに合っているようです。
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ブログ初心者だった2年前の私ですが、
ConoHa WINGのリンクにあるコンテンツやYouTubeを見て
簡単に始めることが出来ました。
得意を見つけて、ぜひみなさんも初めてみてください。
さて、すみません。
冒頭から脱線してしまいましたが、今日ご紹介したいのは、元看護師MSL、Xアカウントネーム:かのんさんの記事です。
かのんさんは2月の初めにも登場して頂きましたが、今回第2弾となる記事を納品頂いたので、ご紹介していきたいと思います。
ちなみに第1弾の記事はこちら
第1弾では主に看護師さん向けの面接対策の記事をお書き頂きました。
今回お書き頂いたのはMSLについてと、企業での働き方をメインに執筆頂きました。
病院・クリニック勤務の20代-30代前半の看護師さんで、企業勤めにも少し関心が出てきたなという人の向けの記事になります。
以下に掲載させて頂きます。
自己紹介
こんにちは、かのんです。
看護師資格を持ちながら、製薬会社のMSLとして働いています。
再び、製薬キャリア様に素敵なご縁をいただき、文章を書かせていただくこととなりました。
今回は、製薬会社やMSLのお仕事って実際どうなの?という内容を中心にお伝えしていきたいと思います。
今のお仕事の様子
現在の私のお仕事内容をご紹介していきます。
今のお仕事は、実際に医療現場で働かれている医師や研究をされている先生方にアポイントをいただいて、面談の中でディスカッションをしたり、薬を適切に使っていただくために、薬に関する資料を作成したり、先生方からご意見をいただく会議を設定したりという仕事が主な仕事となっています。
今は15人ほどのチームメンバーで、分担作業をしながら日々仕事をしています。
勤務日は、平日のみ。基本的に、土日祝日はお休みです。
看護師の皆さんに比較的馴染みのある「学会」にも出向くので、学会シーズンは休日もお仕事になりますが、その分、平日がお休みになります。
会社独自のお休みがあったり有休推奨日もあるので、休日は多いです。
勤務時間は、9時から18時まで。
お昼休憩は1時間あります。
在宅勤務日と外勤日がありますが、アポイントや自分の抱えているタスクによって調整しています。
私の仕事は、このような感じになっています。
ライフスタイルの変化
看護師から製薬企業のMSLとして働く中で、ライフスタイルがどのように変わるか、興味がある方も多いのではないでしょうか。
まず変わったことは、完全に平日のみの勤務になり、土日祝日休みになったことです。
休日出勤もありますが、そんなにたくさんではないです。
看護師時代はお休みがバラバラだったので、中1日の休日では何もできないし身体が休まらない…ということもありました。
しかし今は、平日は仕事!休日はしっかり休む!というメリハリがつきました。
毎週少なくとも2連休なので、平日はしっかり頑張ろう!と思えます。
唯一、週末がお休みの難点は、ショッピングモールやレジャーなど、どこに行っても混んでいること…
平日休みの時は、人が少ないのでゆっくりお買い物ができていたのですが…
でも正直、そこまで困らないです。今はネットでお買い物ができたり、便利ですからね!
そして、夜勤がなくなりました。
だからなのか、身体がそこまで疲れなくなり、健康的になりました。
夜勤をしていた頃は疲れを何日も引きずったまま勤務をしていたり、マッサージなどにかなりのお金をかけていた気がします。
(しかも、あまり効果がなくて、お金の無駄…)
でも、今の生活になってからは、疲れ知らずになっています。
朝起きて夜寝るという生活リズムが整うので、身体そのものが強くなった気がしています。
ストレスからか暴飲暴食もなくなったので、痩せました!一石二鳥ですね!
その他の変化は…
・フレキシブルに働けるので、通勤ラッシュに悩まされなくなった
・自分の時間を確保できるようになった
・年末年始のお休みが多くなった
こんな感じで、私は今の働き方から非常に恩恵を受けています!
本当に感謝しかないです。
勤務中に気をつけていること
ここからは、MSLとして、企業で働く者として、また個人として気をつけていることをご紹介していきます。
スケジュール管理
MSLのお仕事になってから、まず何よりも、スケジュール管理の重要性を改めて感じています。
アポイントを取る時は、自分のスケジュールだけでなく、アポイント先の先生とのスケジュール調整が必須!
他の予定とのバッティングなんてNGだし、細心の注意が必要です。
他には、特に一日中在宅勤務の日は、作業をしていると気づいたらもう夕方!何も終わっていない!ということも…
そのままダラダラとお仕事をしてしまい、あっという間に夜になっていた…なんてこともありがちです。
だからこそ、自分のスケジュールを自分でしっかり管理するということが大事だなと感じています。
ダラダラした生活にならないように、夜にジムや習い事に行く予定を入れたりすると、強制
的に集中して仕事をするようになるので、かなりおすすめです!
タスク管理
スケジュール管理にも少し似ていますが、MSLになると膨大なタスクがあります。
例えば、
・アポイント先へのメールや電話での連絡
・会議や面談用の資料作成
・チームミーティングの設定
・根拠となるデータの収集
などなど、タスクを挙げたらキリがないくらいです。
それらを細かく優先順位をつけながら、タスクをこなしていくことが大事なので、タスクをもれなくしっかりと把握すること、その中で優先順位をつけながら消化していくことが重要です。
私は毎日、ノートにタスクを細かく書き出して、優先順位をつけるようにしています。
頭の中の整理にもなりますし、終わったタスクにチェックをつけると、達成感もあります。
看護師として働いていると、毎日複数の患者さんを受け持って、検温、検査やオペ出し、清拭や食事、ナースコールの対応、記録など、とにかくたくさんの多重課題を日々こなしていると思います。
なので「そんなたくさんのタスクをこなせるかな…」と、あまり不安に思わなくても大丈夫かなと思います。
慣れれば自然とできるようになっていきます!
コミュニケーション
そして、これも忘れてはいけないなと思うのが。
チームで仕事をしているという意識。
看護師として働いていた時もよく「チーム医療」なんて言葉を聞くことが多いと思いますが、それは製薬企業でも同じ。
というより、多分どんな仕事でもそうだと思います。
例えば、自分が今任されているタスクがあったら、
「今、どこまでやれているか」
「いつまでにできそうか」
等、チームメンバーに積極的に伝えていくことが大事だと思います。
自分から発信しておくことで、お互いが周囲の状況を分かるし、全員がストレスなく仕事ができると思うので、私は自己発信を大事にしています。
さらに、社外でのコミュニケーションも非常に重要ですし、より慎重に気をつけておくことが大事です。
面談先の先生方は「お客様」なので、丁寧に接しなければならないですし、企業内の情報でも言っても良いことと悪いことは厳格なルールがあって、はっきりと線引きがされています。
でもここは、油断せずにしっかりと気をつけていれば大丈夫です。
看護師が企業で働くということ
看護師が製薬会社や企業で働くというイメージが湧かないという方も多いのではないでしょうか。
看護師が働くって、本当に意味があるのかな?と思われることもありそうです。
私は実際に働いてみて、医療従事者だからこそ自分の存在が必要な場面がある、ということに気づきました。
例えば、医療現場の専門的な話しや実際の様子を聞かれることは、日常茶飯事のようにあります。
また、医師等とのアポイントの際、治療の内容の深い話や症例の話が出ることがあります。
私がお話を聞いていると、解剖生理や治療、看護技術や現場での経験など、今までの経験や知識があるので、すっと内容が理解ができることがあります。
そして、この面談内容を分かりやすく整理して、他のチームメンバーに共有し、チーム全員で理解を深めていくという場面もたくさんあります。
医療知識があるという点で、何かと呼ばれることもあり、お役に立てることが多いようです。
そういった意味では、看護師が製薬会社や企業に入っていく意味はあるのかなと思います。
そして、実際に医療機関に出向くことも多いですが、医療現場で働く看護師さんから「どうしたらその仕事に就けるの?」と興味深く話を聞いてもらえることもあります。
今までにない新しい働き方なので、皆さん興味津々で聞いてくださるので、ありがたいです。
看護師同士の一体感や親近感のようなものもあって「こんなこと聞いていいか分からないのだけど…」という、現場で起きたお悩みを相談してくださることも多いですし、答えられる範囲内で回答をして、解決できたときは感謝されるので私も嬉しいです。
とはいえ…
看護師が企業で働くということに、正直、不安がある方もいると思います。
でも、あまり不安になりすぎなくてもいいかなと思っています。
「看護師は一般常識やビジネスマナーを知らなすぎ!」と世間からは思われているようで、ビジネスマナーに不安がある!という方もいると思います。
(残念ながら…これは実際に、企業で働いている方からたくさん聞く声でもあります…)
でも、ビジネスマナーは、少し努力していけば慣れていくし、自然と身につきます。
ビジネスマナーができないから…という理由で、挑戦することを諦めて欲しくないなと思います。
患者さんやご家族と接することも多いので、コミュニケーションはできる方がほとんどではないでしょうか。
そういう意味でも、ビジネスマナーもやってみたら案外できる!と感じることもたくさんあるので、安心して挑戦してみてください。
企業での働き方について
今、看護師や保健師、助産師などの資格をお持ちの皆さんが、製薬会社で働きたい、MSLになりたいと思った場合
①正社員として製薬会社に転職する
②コントラクト(契約社員)として製薬会社に派遣される
という2つの道のりがあります。
そして、挑戦しやすさはおそらく、コントラクト(契約社員)として製薬会社に派遣される方かなと思いますし、今は主流となっているようにも思います。
これは、いろいろな方々のお話を聞いていて思うのですが、正社員とコントラクト(契約社員)との大きな違いは、そこまでないかなと…
強いて言うなら、正社員の方が福利厚生やボーナスが手厚いというところかと思います。
コントラクト(契約社員)だとボーナスがなく年俸制だったり(その分、月々のお給料は少し多い)、
正社員と比べるとお給料がやや低いということもありそうです。
でもそもそもの話として、コントラクトのお給料もだいぶ良いようですし、ものすごいデメリット!というほどでもないかなと、個人的には思っています…
正社員にこだわっていない、気になっているけど自分にできるかな…と思われている方は、コントラクトとしての働き方も検討してみてください。
いろんな会社が経験できるので、自分の引き出しが多くなりそうだなと感じています。
最後に
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
製薬企業で働く実際は、いかがだったでしょうか。
製薬会社やMSL、企業に挑戦したい!と思っている皆さんの背中を押せたら嬉しいです。
こういちの感想
いかがでしたでしょうか?
参考になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここからは私の感想になります。
お人柄が伝わる優しい文体で、読み終えた後はなんだかほっこりした気持ちになったというのが最初の感想です。
MSLの仕事についても、丁寧に記述頂きありがとうございます。
社内、社外ともに、調整することが多い仕事なので、コミュニケーション力が重要になる職種であることは間違いないですね。
その点は、元看護師さんということで、医師や病院職員、また毎日患者さんと接する機会の多かったかのんさんにはMSLは向いているお仕事なのかなと思いました。
看護師出身のMSLさんを私も何人か知っておりますが、みなさんお人柄が素晴らしい、心根が優しい方が多かったという印象を持っています。
一方でおとなしい方も多いので、その辺りは、ブルドーザーや猛獣みたいな上司や同僚がいると苦労する印象を持っています。
かのんさんは自己主張、自己発信を心掛けているということで、素晴らしいと思いました。
あと、元看護師のMSLさんがよく口にするのが「健康になった」という言葉です。
これはMSLに限らず、企業勤めに切り替えた看護師さん、みなさん口を揃えて仰るお言葉ですよね。
やはり、夜勤がない生活、週休2日の習慣というのが、それの恩恵なのかなと思います。
(逆に我々製薬会社側は、医師や看護師といった医療従事者がそういった環境で仕事に向き合っているということを十分に理解した上で接する必要があります。顧客の夜勤スケジュールを把握するのも戦略的な顧客理解です。MRの頃は、仲の良い病棟看護師さんに、重要顧客の夜勤スケジュールなどを聞いてアプローチ方法を工夫してました。)
以上が私の感想になります。
素敵な文章を書いてくださったかのんさんにお礼申し上げたいと思います。
人の経験を記事化するのは私も読んでいて楽しいですし、他の方の参考にもなるので、今後もこのブログ運営においては継続的に取り組んでいきたいと思います。
看護師からMSLになる方法
ここに関しては、当ブログでも過去に記事にまとめているので、よかったら参考にしてみてください。
かのんさんも記事の中で触れていますが、
①正社員として製薬会社に転職する
②コントラクト(契約社員)として製薬会社に派遣される
いまはこの2つの選択肢があると思います。
①はハードル高め、②はハードル低めということを、さきほど掲載した記事の中でも説明しています。
企業勤めの経験がない看護師さんをいきなり雇用するのは、製薬メーカーとしてはやや抵抗感が強いです。
なぜなら企業文化に適応してくれるかわからないからです。
そのため多くの方が①に挑戦しつつも、②になっているというのが現実的には多いケースです。
でもいきなり①というケースがないわけでもありませんので、幅広く情報収集されることをおススメします。
製薬会社で働きたい、またそのきっかけを掴みたいと思ったら、まず大事になるのは情報収集になります。
知らないことには、なにも始まりません。
まずは、いわゆる転職エージェントから情報を入手することが最初のステップになります。
取り扱っている案件がエージェントにより異なるので、3つほど転職エージェントに登録されることをお勧めします。
以下におススメのエージェントさんを3つほどご紹介しますね。
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上記2つは、通常の看護師転職(病院→病院転職)のサポートをしている転職エージェントよりも、製薬会社とのつながりが強いため、製薬会社関連の求人をたくさんもっています。
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登録などはすべて無料ですし、エージェントから詳しく話を聞くことも、もちろん無料です。
製薬会社での勤務に興味がある方は、ぜひ情報とってみてください。
ということで本日は以上です。
本日はかのんさんの記事のご紹介でした!
最後までお読み頂きありがとうございました。
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