外資系製薬会社経営企画こういちの注目の外資系バイオベンチャー。最近話題のリジェネロン社。年収や転職エージェント情報もお届けします。

製薬会社の将来を考える
この記事を読んでわかること
・リジェネロンのパイプライン
・リジェネロンの年収や転職エージェント情報

*このページにはアフィリエイト広告を利用しています。

 

 

どうも、こんにちは。

外資系製薬会社経営企画室に勤めるこういちです。

今日は、外資系製薬会社バイオベンチャーシリーズです。

来ましたね。

リジェネロンの立ち上げ。

米国系の超巨大企業が日本に進出してきました。

Twitter界隈やLikedin界隈でも最近盛り上がってきていますね。

こういち自身はLinkedinで日本のリジェネロンのカントリーヘッド情報を1カ月位前に掴んでいました。

なので、これ来るだろうなと思っていたら、案の状でしたね。

来ました、来ました。

今日はパイプライン情報を中心にリジェネロンのことを紹介していきたいと思います。

JAC Recruitmentさんのエージェントとお話した際に、リジェネロン案件扱ってること教えてもらいました。

リジェネロンについて

https://www.regeneron.com/about/history

リジェネロンのGlobalホームページのHistory Pageを見に行くと変遷が掴みやすいです。

1988年に米国のコーネル大学の医師によって設立された会社のようです。

すでに35年の歴史のある企業で、アメリカでは超有名企業の1つです。

製薬会社時価総額ランキングでもリジェネロンはTOP20にランクインしてきます。

引用:https://www.pharmaceutical-technology.com/comment/biopharma-companies-q3/

(画像が荒くて、かつ携帯だと小さくてごめんなさい)

リジェネロンは15位です。

この中で日本に現在支社がないのは、

・Regeneron

・Vertex

だけです。

そのうちの一つが日本に進出してきます。

すごいことですね。

(何気に第一三共が18位にランクイン。日本人としては嬉しいです。外資勤めですが。)

株主向けのFact Seetには、

〇従業員は全世界で11,800人以上

〇2022年のR&Dの投資額は$3.59 billionです。($=130円とすると、約4667億円)

と書いてあります。

超巨大企業です。

こんな会社が日本にやってきます。

やばいですよね。

人材獲得に掛ける予算も、活動に掛ける予算も、豊富な資金を背景に、どんどん日本に入ってくることでしょう。

米国系なので、当然給与水準も高いことが予想されます。

RSUも出るでしょう。

MRさんなら目指さない人、いないんじゃないですかね。

さて、ではどんな薬を持っている会社なのかを見ていきましょう。

リジェネロンの上市品

すでに発売されている薬で日本で有名なのは、

・アイリーア 滲出型加齢黄斑変性治療のための眼科用 VEGF 阻害剤

・デュピクセント ヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体

  • 既存治療で効果不十分なアトピー性皮炎
  • 気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない重症又は難治の患者に限る)
  • 鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎(既存治療で効果不十分な患者に限る)

この2つがあります。

現在のところ日本では、アイリーアはバイエル薬品が、デュピクセントはサノフィが販売と情報提供を担当しています。

米国では、9つの薬剤がFDAに承認されているようです。

それがこちら

引用:Corporate Fact sheet 2022

たくさんありますね。

全部解説するのはご勘弁ください。

売上が大きいのはどれなんだろうと、別のシートを調べにいったら、以下のFinancialシートを見つけました。

引用:2022 Form 10K

やはり、売り上げが大きいのは、眼科用のアイリーアと抗体薬のデュピクセントのようです。

2022年の全世界売り上げ

  • アイリーアは$9647 milliion (1$=130円だと、1兆2541億円)
  • デュピクセントは$8681 million (1$=130円だと、1兆1285億円)

この2つがやはり他の製品と比べても、群を抜いて、高いですね。

次に大きいののがREGEN-COV。

  • REGEN-COVは$1769 million (1$=130円だと、2299億円)

初耳。なんだこれ?

ちょっと調べたらCOVID関連の実験薬のようです。

REGEN-COV (casirivimab and imdevimab)

REGEN-COV, a multi-antibody therapy to SARS-CoV-2 virus, previously received an EUA for use in certain post-exposure prophylaxis settings and as a treatment for people with mild to moderate COVID-19 who are at high risk of serious consequences from COVID-19.

Based on laboratory data, in January 2022, the FDA revised the EUA for REGEN-COV to exclude its use in geographic regions where, based on available information including variant susceptibility and regional variant frequency, infection or exposure is likely due to a variant such as an Omicron-lineage variant that is not susceptible to the treatment. With this EUA revision, REGEN-COV is not currently authorized for use in any U.S. states, territories, or jurisdictions, since Omicronlineage variants are currently dominant across the United States. In December 2022, the FDA issued a complete response letter (“CRL”) on the BLA for REGEN-COV to treat COVID-19 in non-hospitalized patients and as prophylaxis in certain individuals.

2022 Form 10K

日本語で解説している、他ネット情報も併せてご紹介しますね。引用にはあんまり好ましくないWikiですみません。

カシリビマブ・イムデビマブ(英: casirivimab/imdevimab)は、REGEN-COVの商品名で販売されている[1]、米国のバイオテクノロジー企業のリジェネロン・ファーマシューティカルズ社が開発した実験薬である。これは、COVID-19パンデミックの原因となったSARS-CoV-2コロナウイルスに対する耐性を作り出すために設計された人工的な「抗体カクテル」である[3][4]。これは、カシリビマブ(REGN10933)とイムデビマブ(REGN10987)の2つのモノクローナル抗体で構成され、混合して使用する必要がある[1][5][6]。2つの抗体を組み合わせることで、逃避変異を防ぐことを目的としている[7]。また合剤としても販売されている[8]

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%93%E3%83%9E%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%87%E3%83%93%E3%83%9E%E3%83%96

その次がリブタヨ(抗がん剤)、ケブサラ(抗リウマチ薬)、プラルエント(高コレステロール血症治療薬)で、売上規模は$400-$600 million(1$=130円だと、520億円-780億円)の間位になっています。

(いずれも日本ではサノフィが販売を担当。プラルエントは特許侵害問題で2020年に販売停止になってます。)

2台巨頭(アイリーアとデュピクセント)で会社の売り上げが成り立っていることがよくわかります。

リジェネロンのパイプライン

じゃん!!

すご!!

なにこれ!!やばっ!!

って感じですよね。

こういちの解説する気を完全に喪失させるパイプラインの数を有しています。

いやー、まじですごいわ。

Ph3にはオンコロジーには、PD-L1がありますし、補体阻害薬であるC5阻害薬も名を連ねてますね。

詳しい解説は、おそらく今後Ansewrsさんや日刊薬業さんがしてくれると思うので、お任せしたいと思います。

いままで私が解説してきた外資系バイオベンチャーの中では断トツでパイプラインの数が多いです。

 

 

じゃあ、この中で稼ぎ頭になるのは、なんのよ?ってところが気になるかと思いますが、それはやっぱりデュピクセントです。

2023年3月にCOPDにおけるPh3で主要評価項目を達成しました。

「サノフィとリジェネロンの慢性肺疾患薬、後期試験で全目標達成」

https://jp.reuters.com/article/sanofi-fr-regeneron-pharms-dupixent-idJPKBN2VQ099

COPDという巨大市場にこの薬が入ることで更なる利益が見込まれています。

上記ロイターの記事によると、

”JPモルガンのアナリストのリチャード・ボッサ―氏は、今回の試験データは投資家にとって非常に素晴らしい内容で、デュピクセントの2027年の売上高についての市場コンセンサス(157億ユーロ)が10億─20億ユーロ引き上げられるとの見方を示した。”

という記載も見られます。

いやー、すごい薬ですね。

リジェネロンの日本のパイプライン

リジェネロンの日本のホームページはまだどこにもないですね。

なので自分で調べるしかありません。 

ということでいつものように主たる治験を調べてみました。

 

それがこちら。

 

治験成分記号薬剤対象疾患開発相治験届出者名実施予定期間
REGN3918
REGN3918-IV
ALN-CC5
POZELIMAB
POZELIMAB_IV
Cemdisiran (これはアルナイラムのもの)
親試験R3918-PNH-2021及び/又はR3918-PNH-2022 (該当する場合は移行期間を含める) において投与を完了したPNH患者
親試験R3918-PNH-2021及び/又はR3918-PNH-2022 (該当する場合は移行期間を含める) において投与を完了したPNH患者
親試験R3918-PNH-2021及び/又はR3918-PNH-2022 (該当する場合は移行期間を含める) において投与を完了したPNH患者
第Ⅲ相パレクセル・インターナショナル株式会社2022/12/122028/08/02
REGN3918
REGN3918-IV
ALN-CC5
POZELIMAB
POZELIMAB_IV
Cemdisiran (これはアルナイラムのもの)
補体阻害薬治療を受けたことがない、あるいは最近補体阻害薬治療を受けていない発作性夜間ヘモグロビン尿症
補体阻害薬治療を受けたことがない、あるいは最近補体阻害薬治療を受けていない発作性夜間ヘモグロビン尿症
補体阻害薬治療を受けたことがない、あるいは最近補体阻害薬治療を受けていない発作性夜間ヘモグロビン尿症
第Ⅲ相パレクセル・インターナショナル株式会社2022/10/022026/09/27
REGN3918
REGN3918-IV
ALN-CC5
POZELIMAB
POZELIMAB_IV
Cemdisiran (これはアルナイラムのもの)
Eculizumab/Ravulizumabによる治療を受けている発作性夜間ヘモグロビン尿症患者
Eculizumab/Ravulizumabによる治療を受けている発作性夜間ヘモグロビン尿症患者
Eculizumab/Ravulizumabによる治療を受けている発作性夜間ヘモグロビン尿症患者
第Ⅲ相パレクセル・インターナショナル株式会社2022/10/022025/09/01
REGN2477           garetosmab進行性骨化性線維異形成症第Ⅲ相パレクセル・インターナショナル株式会社2022/09/132026/03/31
REGN3918           POZELIMAB症候性全身型重症筋無力症第Ⅲ相パレクセル・インターナショナル株式会社2022/07/082027/04/30
REGN668            Dupilumab中等度から重度の手足におけるアトピー性皮膚炎第Ⅲ相パレクセル・インターナショナル株式会社2020/08/052022/08/18
REGN668            Dupilumabアレルギー性気管支肺アスペルギルス症第Ⅲ相パレクセル・インターナショナル株式会社2020/07/152023/11/30
REGN668            Dupilumab水疱性類天疱瘡第Ⅱ/Ⅲ相パレクセル・インターナショナル株式会社2020/04/222022/09/30
REGN2810           Cemiplimab有棘細胞癌第Ⅲ相サノフィ株式会社2020/01/012026/06/30
REGN2810           Cemiplimab再発性又は転移性のプラチナ製剤抵抗性子宮頸がん第Ⅲ相サノフィ株式会社2018/07/012023/06/30

2023年3月31日時点のデータから引っ張ってきました。

図がごちゃっとしているので、もう少しシンプルにまとめると、

①POZELIMAB(補体阻害薬):発作性夜間ヘモグロビン症と症候性全身型重症筋無力症

②garetosmab(Activin Aに対する抗体薬):進行性骨化性線維異形成症

③Dupilumab:アトピーとアレルギー性気管支肺アスペルギルス症と水疱性類天疱瘡

④Cemiplimab:有棘細胞癌と子宮頸がん

4つの薬剤が、複数の適応症で試験が動いていることがわかります。

すごい数です。

これが意味することわかりますでしょうか、みなさん。

そうです。

リジェネロンでは色んな部隊が立ち上がりますね。きっと。

オンコロジー、希少疾患、皮膚科、呼吸器、免疫系・・・すごい数の領域に薬が出てくることになります。

日本で知名度のないRegeneronにとっては結構大変です。

コプロをしない限り、今後日本法人の規模が大きくなることが予想されます。

楽しみですね。

リジェネロンの年収や転職情報_エージェント紹介します

実は、今後の日本の展開のこととかも色々知ってはいるのですが、懇意にしているエージェントさんからもらった情報なのでブログに掲載するのはやめておきます。

そのエージェントさんを教えて欲しい場合は、ご紹介しますので、TwitterにDMください。

私がフォローしている人でないとDMを送れない設定にしているので、なんらかTwitterでレスくださればやりとりできるようにしますので遠慮なくおっしゃってください。

ちゃんとリジェネロンと契約を持っているエージェントさんです。

こういう立ち上げの時は、企業側もエージェントを絞っているので、積極的につながりのあるエージェントを探しにいく必要があります。

 

私に案内は来ていませんが、JAC Recruitmentさんもリジェネロン案件は持っているのではないかなと思います。

これは推察です。

*追記:

JAC Recruitmentさんもリジェネロン案件扱ってること判明しました。2023年6月

本社案件も扱っておいでです。

**追記:

https://careers.regeneron.com/en/locations/asia/japan-japanese/

日本語の採用ページができてました。

直接応募できるようですが、

日程調整や給与交渉にあたっては転職エージェントさんを通したほうが

ストレスは少ないかと思います。

  

年収のことにだけ、触れておきますと、これはもう確実に好待遇が予想されます。

リジェネロンは米国の中でも儲かっている製薬会社に該当しますし、最初の段階で入社すればするほど、高待遇の可能性が高いです。

ギリアドとか、アルナイラムの初期の頃同様、高い水準でオファーが出るのではないでしょうか?

RSU付与もおそらくあると思われます。

ご興味ある方は、エージェントと繋がっておかないとそもそも情報が入ってこないので、ご注意くださいね。

こういうのはタイミングが命ですので。

 

参考までにこういちが登録している転職エージェント一覧を掲載しておきますね。

エンワールドジャパン 製薬専門チームありです。 

JAC Recruitment 外資系案件に強みをもっています。

マイナビエージェント どちらかというと内資系案件が多い。



リクルートダイレクトスカウト 本社系案件に強い印象。

【ランスタッド】 外資系案件に強みを持っています。

【アクシスコンサルティング】コンサルティング会社に興味があれば、登録しておいて損はないです。特にBIG4(PwC/EY/KPMG/デロイト)とのコネクションが強く、実績を出しています。20代なら挑戦するのもおおあり!キャリアの幅がぐんと広がります。

毎回ブログの中でお伝えしていますが、その時々で求人が入ってくるエージェントが異なる印象ですので、上位に上げたうちの1-2個は登録しておくことをお勧めします。

最後に告知です。こんな新企画を始めてみました。有料ではありますが、ご興味ある方は内容ご確認ください。

また以下のNoteも書いています。

2年間成績が上向かなかったMRが当時の所長の指導で好成績を掴んだストーリーです。

https://note.com/seiyakucareer/n/n0fd34e7a5905

 

 

 

それでは本日は以上です。

役に立ったな、転職したくなったなという人は、御礼としてこういちのブログリンクからエージェントと繋がって活動してくれたら嬉しいです。

それでは本日は以上です。最後までお読み頂きありがとうございました!

*Regeneronについてはその後、以下の情報もまとめています。

 

 

 

 

*2024年2月追記

Answers さんも取り扱いがあることを確認しました。

 

製薬ニュースを毎日配信するAnswersNewsと連携しており、バイオベンチャーや大手製薬会社との提携をされていることも最近キャッチしました。

リジェネロンとも繋がりがあるとは正直知りませんでした。

私がお伝えしたいのは、「どこどこのエージェントさんが一番良いですよ!」ということではなく、機会損失を防ぐために、複数の転職エージェントに登録したほうが絶対に良いという点です。

なぜならエージェントによって持っている案件や非公開求人が異なるためです。

 

その中でもAnswersさんは優良な転職エージェントさんになりえますよ!ということです。 

 

 

ブログを読んで終わりとするか、5-10分ほど手を動かしてエージェントから情報を得ようとするかで、その後の人生の選択が変わってきます。

エージェントの登録をこれまでしたことがない、もしくはエージェントの登録を1社程度で済ませて満足されている方は、それだけで多くの機会損失が発生している可能性があります。

 

「望んでいたような求人が出ていたけど知らずに終わる」

 

これはもったいないですよね。

 

 

希望する求人と条件をテンプレートで良いので、エージェントさんに伝えておくと、それに近しいような案件が自然と入ってくるようになります。

そういうアクションを積み上げていくと良い案件と出会える可能性が増えていきます。

  

 

リストラ吹き荒れる製薬業界で生き抜くにはこういったアクションが不可欠だと私自身は考えています。

動く動かない、応募する応募しないは置いておいて、まずは選択肢を知る、Answersさんなどのエージェントに話を聞いてみるというところからアクションを起こしてはいかがでしょうか?

 

 

ということで追記は以上です。

最後までお読み頂きありがとうございました!

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