早期希望退職はむしろチャンス!? 外資系製薬会社では40代、50代の転職は当たり前です。退職金をたくさんもらって転職しよう。

製薬会社の将来を考える
この記事を読んでわかること
・早期希望退職募集は転職のチャンス
・40代、50代で慌てないための20代、30代の過ごし方

どーもこんにちは、外資系製薬会社経営企画室に勤めるこういちです。

今日は「製薬会社の将来を考える」のトピックについて書いていきたいと思います。

医薬品卸のスズケンが早期退職を募集することを発表しましたね。

「8/23 スズケン 連結子会社3社を含む希望退職者の募集開始」

詳しくはこちら

対象は45歳から59歳の正社員みたいですね。

この前は内資系製薬会社のアステラスも希望退職の募集をしていました。

医薬品業界の希望退職者募集は、これからもまだまだ続くでしょう。

今日はこのことについて触れていきたいと思います。

早期希望退職募集は転職のチャンス

 

特に若手の方はご存じない方もいるかもしれないので、一応書いておきますと、早期希望退職制度では退職金が上積みされます。

私が過去に聞いた話では、積み立て退職金がプラス60ヶ月分でたとか、通常よりもプラス2000万円支給されたとか、そういった話を実際に転職組の先輩MRから聞いたことがあります。

 

早期希望退職が始まったというニュースを聞くと、その会社の業績が良くないといったマイナスの印象を持つ方が大半かなと思いますが、当時者からすれば大金を得るチャンスと見ることができます。

 

だいぶ前ですが、過去ファイザーでも希望退職を募集したことがありました。

希望退職を募集する電話はすぐに回線がいっぱいになり、定員に達したのが募集してから30分程度だった、なんて話を聞いたことがあります。

すごいですよね。笑

 

でも気持ちわかります。

積み立て退職金が出るチャンスなんてそうそうありませんので、私はいま勤めている会社が早期希望退職の募集を始めたら、間違いなく応募すると思います。

そしてすぐに転職活動を始めます。

 

若手の方や、これから製薬企業を目指される方は、この問題は将来ご自身ときっても切り離せない問題になると思うのでぜひ覚えておくと良いと思います。

なぜならMRの数はまず間違いなく減少するからです。

デジタルをフル活用し、少人数でオペレーションをしていくモデルに徐々に切り替わっていくことは明白です。

これからも早期退職を募集する製薬企業はどんどん出てきますので、その時に備えておくことは非常に重要だと個人的には考えています。

 

40代、50代で慌てないための20代、30代の過ごし方

さて、製薬業界の転職事情ですが、製薬業界では転職が盛んに行われています。

3回、4回、会社が変わるなんてこともざらにあります。10年後は、これが当たり前な世の中でしょうね。

スキルがある方であれば40代であろうが、50代であろうが、転職を行うことができます。

つい1週間前にも、前の会社でお世話になっていた50歳に近い先輩から、「8月あたまに転職をした」という報告をもらいました。

 

 

ミドル世代でも転職が当たり前にあるのが、製薬業界です。

全然珍しい話ではありません。

 

でも注意が必要なことがあります。

それはそのような転職をするためには、十分なスキルと経験、また専門性が必要であるということです。

 

またそれ位の年齢になると、英語ができる人材になっていないと転職の幅はぐっと狭くなるでしょう。

これらを意識しないで20代、30代を過ごすと40代、50代になって苦しくなります。

なぜなら転職先がすぐには見つからないためです。

希望退職が応募されたとしても、次の転職先がすぐに見つかる保証がないため、応募したくてもできないということも十分に考えられます。

 

従って、20代・30代では将来を見据えたスキルアップ・キャリアアップが重要です。

・20代、30代のうちに自己研鑽を怠らないこと。

・キャリアの棚卸を定期的に行うこと。

・自分のコンフォートゾーンから出る意識を持つこと。

・勉強をすること。

・3-5年同じ仕事をしていたら、そろそろ次のキャリアを考えること。

・30代後半から専門性を意識したキャリア形成を意識すること。

 

 

こういったことを日頃から意識することが重要だと思います。

あとは、希望退職の応募があったときに、市場が今どういう人材を求めているかはちゃんと掴んでおくことも重要です。

キャリアカーバー:製薬業界に特化したエージェントがたくさん在籍しています。

CAREER CARVER

定期的に求人案内が届きます。

自分の経歴だけ登録しておいて、名前も非公開でシステムに登録することができます。

【アクシスコンサルティング】:コンサル転職に強みをもつ転職エージェントです。

それから、20代、30代は短期間のコンサル転職も長期目線で有用だと思うので、コンサル業界の状況を掴んでおくこともお勧めしてます。

前のブログでコンサル転職のメリットを書いたので良かったら見てください。

「外資系製薬会社の戦略的キャリア形成の一環としてのコンサル転職。選択肢の一つとして検討の価値ありだと思うので、その理由を紹介します。」

いま現状に満足している方も、定期的に外部の転職エージェントと話したり、情報交換しておくとよいと思います。

定期的に繋がりを作っておくと、いざ転職をしようとしたときに、強い味方になってくれます。

まとめ

ということで本日は以上です。まとめると、

・早期希望退職募集は転職のチャンス

・40代、50代で慌てないための20代、30代の過ごし方

という内容でお届けしました。

お役に立てば幸いです。

お読み頂きありがとうございました。

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