この記事を読んでわかること ・40代後半MRの転職戦略 - 社員紹介制度を積極的に活用すべし
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どうも、こんにちは。
外資系製薬会社、経営企画室に勤めるこういちです。
この年末年始を利用して、以前担当していたエリアのMR仲間と5年ぶり位に交流を持ちました。
7-8人いたのですが、年齢は基本私よりも年上で30代後半から50代まで幅広い年齢層の方々です。
開業医を担当していて、一緒にマラソン大会に出たり、納涼会に参加していたMR仲間達。
会社は違えど、同じエリアで戦った皆さんとの集まりは、勉強になることもたくさんあり、とても楽しかったです。
さて、本題です。
その中に、40代後半のMRの先輩(Aさん)、また50代前半のMRの先輩(Bさん)がおりました。
お2人とも、有名な外資系製薬会社にお勤めです。
そのお2人ですが、色々話をしていて分かったこととして、ここ5年位の間に転職を経験されておりました。
それぞれ46歳、49歳のタイミングでMR→MRの転職を経験されていました。
そしてよくよく話を聞いていくと、どうやら会社の人員削減の流れを諸に受けてしまった結果として、転職活動をせざるを得なかったということも分かってきました。
そこで今日はそのお2人の具体的な転職経験のお話しを踏まえて、40代後半のMR転職戦略を検討したいと思います。
厳しい製薬業界の雇用状況
昨今、製薬業界、特にMRのリストラ(早期退職募集や、ポジションクローズ)は大きな話題になっています。
2022年だけで私が思い付く限り、
アステラス
ノバルティス
武田
ファイザー
ヤンセン
が早期退職募集や、ポジションクローズを実施したと記憶しています。
この流れは2023年も続くと予想されます。
いつ何時、自分に火の粉が掛かるか分かりません。
火の粉が掛かるのは突然です。
今日は火の粉が掛かった後でお2人がどう動いたか?をストーリーも交えながらお伝えしたいと思います。
結論:社員紹介制度を積極的に活用
まず、結論からお書きします。
今回、お二人からお話しを伺う中で私が印象に残ったのは「社員紹介」の仕組みの積極的活用です。
いや、積極的という表現には語弊があります。
「社員紹介を使わざるを得なかった」
というのが正しい表現です。
社員紹介とは、入社したい製薬企業の知り合い(ここでは他社のMRさんということになります)にお願いし、ポジションを紹介してもらう制度です。
大きい会社では「友人紹介制度」とか、「Referral system 」などの名前がつけられています。
さて、先程、社員紹介制度を「使わざるを得なかった」とお伝えしましたが、その理由はわかりますか?
察しのいい方なら簡単に想像がつくと思います。
そうです。
通常のエントリー(企業への直接応募、もしくは転職エージェントを経由しての間接応募)では書類が通りません。
面接にすら進めない。
仮にこれまで素晴らしい成績をおさめていたとしても、書類で落とされる。
なぜでしょうか?
それは年齢によるものです。
Aさん、Bさんともに40代後半。
常に年齢というハードルがつきまといます。
実際、私がお話を聞いたお二人は口を揃えて言ってました。
「俺たちくらいの年齢(40代後半)だと、紹介でない限り、面接すらも受けられない」
この言葉からMR一筋で、45歳を過ぎてからの転職活動の難しさを肌で感じました。
いやー、厳しいですね。
紹介ですら、年齢のハードルがあって、面接に進むことが難しかった会社もあったようです。
さて、そんなお二人ですが、社員紹介制度の仕組みをうまく使って、転職を成功させています。
どんな形でアプローチされたかをお一人ずつご紹介していきます。
Aさん(転職時46歳)のストーリー
Aさんは20代後半で異業種(旅行会社)から外資系製薬会社に転職。
そこから18年、現場一筋。
つまり、MR一筋で製薬会社のキャリアを歩んで来た方です。
成績は安定していて、優秀な部類。
2016年には全国1位のMRになり、全社表彰され、アメリカ研修という名の旅行のインセンティブもゲットされています。
現在はチームリーダーで、大学担当者。
キャリアの中で、所長に昇格するチャンスを伺うも、会社の都合(女性優遇、若手優遇)も災いし、ここまでのところMR一筋。
そんなAさんですが、残念ながらリストラの候補に。
表向きは指名されたわけではないものの、上司や支店長面談が不可思議に設定されるようになり、早期退職の手上げの件をそれとなく仄めかされるようになったとのことです。
そんな流れを受けて就活を開始。
転職エージェントにも登録。
だけど、待っていたのは厳しい現実でした。
書類で落とされる。
落とされまくる。
さすがに焦る。
ならばと戦略を変更。
昔エリアを一緒に回っていたMR達に片っ端に連絡し、紹介を依頼。
4社中、2社にて面接に進めることに。
元々能力も高いため、見事に2社から内定ゲット。
そのうちの外資系大手製薬会社に無事、転職。
Bさん(転職時49歳)のストーリー
Bさんは新卒から25年、現場一筋。
MR経験に加え、所長経験もあり。
転職時はMRとして勤務。
いい変えると、所長→MRの降格経験あり。
そんなBさんもリストラの憂き目に。
早期退職候補者リストに自分の名前があることを知る。
あくまで手挙げだが、実質は指名解雇に近い感じ。
Aさんと同じく、不可思議な面談が設定されるようになる。
慌てて転職活動開始。
実は初めての転職活動。
エージェントに初登録するも、エージェントからも厳しい意見。
「MR求人は20代後半から40代前半がスコープ。49歳は50代と捉えられて、かなり厳しい。降格の経歴もマイナス。」
いくつかの企業にエージェントを通じて応募。
だけど全然、書類が通らない。
本人的にもかなり応えたようです。
鬱になりかけたとも話をしていました。
そこで紹介制度を活用。
たまたまBさんと同じ会社の後輩くんが、入りたい企業から転職してきていたので、そのつながりを利用して、紹介を受けられることに。
後輩くんとの良好な関係が命綱となり、面接へ。
面接に進めた1社でなんとか内定ゲット。
無事転職。
以上がAさん、Bさんの転職ストーリーの概略です。
お二人の事例から40代後半のMR転職戦略を考える
お2人の話を聞いての正直な感想は、
「40代後半のMRの転職活動は相当厳しい」
でした。
お2人の話しでは、同じくリストラ候補に入ってしまった同僚達は中々次が決まらず、結局コントラクトMRにならざるを得なかった方が複数いるそうです。
そうすると、年収は300万円近く下がるとのこと。
いやー、厳しい。
でもですね、
残念ではありますが、
こういうケースは今後増えていきます。
MR減少の流れは止まりません。
MRの数がゼロになることはありませんが、減少は止まらないでしょう。
その時にリストラの対象になるのは、残念ながら年齢が高く、年収が高めな40代以降のMRになります。
もうこれは、変えようがない事実です。
ではどうするか。
やはり、備えや他の人の事例を知ることは大切でしょう。
以下はこういちが考える、40代後半のMR転職戦略です。
【40代後半のMR転職戦略】 ①とりあえず転職エージェントには複数登録。 目的:情報収集&レジュメ添削&面接の練習に付き合ってもらう。幅広い情報収集が大切 ②紹介を受けたい企業の社員とのコネクションを構築するor見つけ出すor維持する。 目的:書類通過 ③現職でサボらない。結果を出し続けることに拘る。 目的:信頼の獲得および面接の中身の充実化
特に大事なことは②と③です。
40代以上の方、特に40代後半の方はMR→MRの転職活動は、「書類通過が難しい」ということは認識しておくべきです。
どんなに優秀な成績を出していても、年齢フィルターがあなたの行く手を阻みます。
これは認識しておいてください。
AさんもBさんもMRとしては優秀です。
私から見てもそう思いますし、結果も出してきている方々です。
でも書類で落とされる。
これが現実です。
なので、書類通過のためにはコネクションをフル活用してください。
そのうえで②は大切です。
(②紹介を受けたい企業の社員とのコネクションを構築するor見つけ出すor維持する。)
Aさんの場合は、過去に同じエリアを回っていた他社MRの方から紹介を受けたとのことです。
同じ得意先の納涼会に出たり、同じ得意先の情報交換をして、仲を深めたとのことです。
MRの方なら想像出来ると思います。
私がAさんを偉いなと感じたのは、Aさんはエリアが変わった後も定期的にその方と電話でやりとりして、お互いの近況報告や会社に関しての情報交換をされていたそうです。
そして火の粉が掛かったタイミングで相談。
その他社MRの方は出世をされていて、会社内で顔が効く方だったので、「その人の紹介であれば、安心できる」ということで、面接に進むことが出来たそうです。
そして、内定ゲット。
Aさんはまさに他社MRさんとの繋がりを構築し、維持していたことによって内定を勝ち取ることが出来ました。
参考になるお話しだなと感じました。
また③も大事です。
(③現職でサボらない。結果を出し続けることに拘る。)
Bさんの場合は、後輩くんが助け舟を出してくれました。
後輩くんが、元いた会社の同期に繋いでくれたことで、急死に一生を得ています。
後輩くんは、Bさんの仕事ぶりをみていて、リストラ対象になるような人じゃないから、なんとか助けになりたいということで、元いた会社の同期を紹介してくれたとのことでした。
Bさんは、「(後輩くんには)頭上がんないよな」なんて言ってましたが、それはBさんがサボらず、一生懸命お仕事をして、信頼を得ていたからこそです。
姿を近くで見ていた後輩くんが助けになろうと考えたのは、Bさんのこれまでの頑張りがあったからです。
またBさんの場合、面接はかなり楽勝だったとのことでした。
Bさんはしっかり考えて、行動に移せるタイプの方です。
これまでも結果に拘って活動をしてきたこともあり、大抵の質問には根拠を持って回答出来たとのことでした。
これは、サボらず、正しく仕事をしていたからこそ実現出来たことです。
なので、
③現職でサボらない。結果を出し続けることに拘る
これも非常に重要です。
以上、本日の内容でした。
簡単にまとめると、
【40代後半のMR転職戦略】
①とりあえず転職エージェントには複数登録。
目的:情報収集&レジュメ添削&面接の練習に付き合ってもらう。幅広い情報収集が大切
②紹介を受けたい企業の社員とのコネクションを構築するor見つけ出すor維持する。
目的:書類通過
③現職でサボらない。結果を出し続けることに拘る。
目的:信頼の獲得および面接の中身の充実化
最後①のために、製薬会社に強みを持っているエージェントのリンクを貼り付けておきます。
【転職エージェントリンク】
JAC Recruitment 外資系案件に強みをもっています。
エンワールド 製薬専門チームありです。
マイナビエージェント どちらかというと内資系案件が多い。
リクルートダイレクトスカウト 本社系案件に強い印象。
【ランスタッド】 外資系案件に強みを持っています。
1社ではなく、複数登録し、機会損失を無くしてください。
それでは、本日は以上です。
ありがとうございました!
コメント
質問失礼致します。
2022年に早期退職が行われた会社に
新卒で入社することに対しては
どのようにお考えですか?
ご質問ありがとうございます。
新人さんは影響受けることは少ないと思います。早期退職は通常35歳以上、勤続3年以上など、条件が設定されますので。むしろ、早期退職は割増退職金が貰えるので、次に移れる実力があれば積極的に利用するのはいいのではと思います。タイミングよく来ることは稀ですが。
考えるべきは、
1. パイプライン
2. キャリアを作りやすい会社なのか
この辺りかと思います。
早期退職により従業員の入れ替えを図ることは、組織の硬直化を防ぎ、新しい人材を取り入れるというプラスの側面もあります。
新人のうちから、そんなに気にすることは無いですというのが、こういちの一意見です。
ご回答ありがとうございます。
パイプラインとキャリア形成を踏まえてとの
アドバイス、ありがとうございます。
そんなに気にしなくても良いと伺えて良かったです。
ありがとうございます。