外資系製薬会社MRのイギリスMBA留学までの道のり。きっかけや具体的な準備期間、英語のスコアアップってどうしたの?

イギリスMBA留学
この記事を読んでわかること
こういち(元MR、元MSL)のイギリスMBA留学までの道のり

どーもこんにちは、こういちです。

プロフィールのところでも述べていますが、私は過去に一年間イギリスにMBA留学をした経験があります。

いま振り返っても、仕事の面でも、人生の面でも、また家族にとっても、プラスになる側面の多かったMBA留学だったなと思います。

良い決断をしたと数年前の自分を褒めてあげたいと思います。

そんな私ですが、留学するまでに結構時間が掛かりました。

期間にして約二年。

家族に支えられた準備期間だったと思います。

今日は私の留学するまでの道のりについてご紹介したいと思います。

・そもそものきっかけは?

・MBA留学の準備に掛かる時間は?

・英語のスコアアップの方法は?

こんな疑問を持たれている方向けの情報を発信したいと思います。

MBA留学を検討している方の参考になれば幸いです。

MBA留学を考えたきっかけ

「入社した時から色々考えていたんでしょ?」

「元々英語もできたんでしょ?」

と思われる方もいると思いますが、まったくそんなことはありません。

入社した時は、MRとして成功することしか考えていませんでした。

英語も入社当時はTOEICで300点台。営業所の中でも下のほうに位置していたことを覚えています。

MRをしていた当時も、ただただ自分の地域の売り上げを上げるためにはなにが出来るか?

なにをしたら医師に喜んでもらえて、間接的に患者さんの治療に貢献できるか?

そんなことばかり考えていました。ですので、現場にいたときにMBAのことを考えたことはありませんでした。

というかよく知りませんでした。

名前を聞いたことがあるレベルでした。

本社のマーケティング担当者の自己紹介や、事業部長の新しいアサインメントの文章に、”MBA (Master of Business Administratation)”という文字を見かけたときも、「こういう資格みたいなものがあるんだな」位の意識でしか捉えていませんでした。

そんな私の意識を大きく変えた出来事が1つあります。

それはあるマーケティング部長との出会いです。

私はMRからMSLに本社異動をしました。そして、そのマーケティング部長と密に仕事をするようになりました。

その方は過去に米国でMBAを取得された方です。

海外MBA取得者枠で外資系製薬会社に入社し、最初はFinanceに配属されました。

そして3年後にマーケティング部に配属になり、その後、ある製品のマーケティング部長として活躍をされていた方でした。

この方の仕事の進め方や、英語の流暢さ、リーダーシップが当時の私には眩しくみえました。

一緒に仕事をしていても、ビジネスマンとしての能力が高く、かつ周りからの評判も高い。

私もいつかこんな風になりたいなと思うようになりました。

そして、ある時、このマーケティング部長にOne on Oneの時間をもらって、単刀直入に聞きました。

「どうしたらあなたみたいになれますか?」

と。

そして、返ってきた答えとして

「米国MBA留学が自分のターニングポイントになっていることは間違いない。興味があれば色々調べてみるといいよ。」

と。

そこからMBA留学に興味を持つようになりました。

準備期間

そしてそこからリサーチを開始しました。が、当時の私には様々なハードルがありました。

・英語力の証明(IELTS 6.5以上=TOEIC850-900点相当)

・資金(授業料300万~700万円+生活費)

・家族の説得(すでにこの時、子供が2人いました)

大きなハードルはこのあたりです。

特に英語は、本社に異動した当時も、MSLでありながらそんなに出来るレベルではなかった(いまのご時世ではMSLは英語力必須ですが、当時はまだMSLの知名度も低く、MRでも社内異動が出来たような時代でした)ので、大きなハードルでした。

もちろん、MBA取得だけを目的にすれば、このハードルを難なくクリアする方法はあります。

それは国内のMBAに通えばいいのです。

グロービスもありますし、他の大学(中央大学や青山学院大学)に行くという選択肢もあります。

でも私はその道を選びませんでした。

なぜなら、それで外資系製薬会社で本当に活躍できるだけの英語力、ビジネススキル、自分自身のブランド力に繋がるとは思えなかったからです。

(MRのみなさんは現場にいるとこのあたりわからないかもしれませんが、MBAだけ取得していても英語が出来なければ外資系製薬会社ではまず評価されません。)

外資系製薬会社での上層部、いわゆる事業部長クラスの方の略歴の7割-8割は海外MBAホルダーということは本社に異動になってから薄々感じてました。

従って、遠回りでも将来の投資になる選択をしようと思い、海外MBAを軸に準備を進めることにしました。

そして実際に私が上記のハードルをクリアするために掛かった時間は約2年です。

家族の説得および資金繰りは、比較的短期間でなんとかなりました(これも今度ブログで紹介出来たらしたいと思います)。

最も時間を要したのは英語のスコアメイキングです。

これには本当に時間とお金を費やしました。

英語のスコアアップ-準備1年目-

冒頭にもお伝えしましたが、私は本当に英語に苦手意識がありました。

大学の時も英語のクラスは下から2番目だったことを覚えています。

従って英語のスコアアップには本当に苦労しました。

まず行ったことは現在地を知ること。

当時、留学にはIELTSかTOEFLが必要だということはわかっていました。

そして一年で完結できるMBAはイギリスに多いことも把握していました。

イギリスMBAの基本はIELTSによる英語力証明(TOEFLも可能な大学あり)になるので、手始めにIELTSを受験しました。

IELTSの受験料って一回4万円以上します。

TOIECが5千円くらいなので、約8回分ですね。

高いなあと思いながらも、まずは敵を知らねばと思い、受験しました。

(ちなみにですが、これも後から知ったのですが、無料で模擬試験を受けさせてくれたり、IELTSに特化した体験レッスンを提供してくれる会社もありますので、以下に紹介しておきますね)

バークレーハウス IELTS 体験レッスン

【イングリッシュイノベーション:点数保証制度の導入】TOEFL・IELTS・TOEICスコアアップに特化した専門校!

さて結果ですが・・・

IELTS 4.0  (これはTOEICだと500点相当になります。)

当時、TOEICは700点位もっていたので愕然としたのを覚えています。

IELTSが低く出たのは、TOEICにはないWritingとSpeakingがあったためでした。

それらの結果が非常に低かったために、総合で4.0となりました。

内訳は、たしかこんな感じ。

Reading  5.0

Listening 4.5

Speaking 3.5

Writing     3.0

総合4.0

その結果を踏まえて、受験スケジュールを組みました。

IELTSは総合点0.5上げるのに3カ月~半年かかると言われています。

3カ月で0.5ずつ上がって、1年で2.0上がるとすると、一年後にはIELTS総合で6.0になります。

でもだいたいどこの大学もMBA留学の場合は6.5以上を足きりラインにしています。

なので、英語のスコアアップには1年以上費やすだろうなということを見越して、プランを立てました。

ざっくりですが、

・準備1年目は英語に集中。

・準備2年目は学校探し+推薦状の準備+英語の勉強。

・準備3年目に本格的にチャレンジ。

という計画でいくことに決め、準備を本格化させました。

そして、平日は一日2時間の英語学習、土日はどちら一方を英語の勉強にあてることを決め、毎週土日どちらかは図書館に通っていました。

子供が2人いる中でそんな土日の過ごし方をさせてくれた妻には今でも感謝しかありません。

準備1年目はそんな形で、まずは現在地を知ることと、全体スケジュールを立てることを行いました。

ちなみにこの時、留学相談でBEOというイギリス留学に特化した留学エージェントを利用しました。

無料で、こういったスケジュール立てのお手伝いをしてくれるので利用することをお勧めします。

(のちに留学エージェントについてブログをまとめたのでこちらに追記します。)

ということで準備1年目はこんなところです。

少し長くなってきたので、準備2年目・準備3年目に関しては次のブログでお伝えしたいと思います。

お読み頂きありがとうございました。

(次のブログは以下です。)

まとめ

ということで本日は、

①MBA留学を考えたきっかけ

②準備期間

③英語のスコアアップ-準備1年目-

上記3点についてお伝えしました。

続きはまた次回書きたいと思います。

製薬会社に勤務している方でMBA取得を検討される方って多いと思いますが、一事例として参考にしていただけますと幸いです。

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