この記事を読んでわかること ・キャリアサポートの実際
どうも、こんにちは。
外資系製薬会社経営企画室に勤めるこういちです。
GW明けからは忙しい日々を過ごしてますが、変わらずTwitterやブログは積み上げております。
ブログのPVは今月は3万は超えていきそうです。
読者の皆様には感謝しかないです。
(ブログいつも見てますって言ってくださるだけでテンションぶちあがってます。)
さて、今日は新たなNote購入者の方とお話をしたので、そのことを記事にします。
相変わらず、顔なし、匿名でのやり取りでしたが、意識も意欲も高い方で私自身大変刺激を頂きました。
お話した方を仮にBさん(20代、現在現役の病院薬剤師5年目、MPH取得のために現在大学在籍中、MSLとして複数社から内定取得。本人の許可を得て掲載)として、今日はその時のことを振り返って、ブログをお届けしたいと思います。
Bさんのご相談
初めまして。いつもブログやtwitterなどで貴重な内容を拝見させていただいております。
今回、noteを購入させて頂いたBです。
簡単に今回のnoteを購入させて頂いた経緯をお伝えできればと思います。私は、現在複数の製薬企業からMSL職の内定を取得しております。
現在は、現役の病院薬剤師(臨床経験5年)で、MPH(公衆衛生学)の大学院にも在学しております。
今まで製薬企業の勤務経験はなく、またMSLとしても未経験です。
知人に製薬企業のMSLとして勤務している人が少なく、情報を得たい、繋がりを作りたいと考え、購入させて頂いた次第でございます。
まだMSLとして勤務が始まっていない段階で時期尚早と思うのですが、
MSLとして活躍していくにはどのような準備や意識が必要か
製薬企業での他のキャリアを視野に入れる上での情報収集方法やタイミングなど、様々な職種を経験されているこういちさんに
ご相談できればと思っております。
今回のこういち様の考えるnote購入者へのサポートと、私の相談が
乖離しているかもしれないのですが、もし可能でございましたら、ご相談に乗っていただければ幸いと思っております。
Bさんからの連絡を一部改変抜粋
このような連絡を頂きました。
「こういう理由でNoteを購入してくださる方もいるんだなあ、、(うれしい驚き)」
という感想を抱きつつ、速攻で快諾のお返事をしました。
その後、メールで日程調整し、Zoomでお話をさせて頂きました。
キャリアサポートとしてお伝えした内容
キャリアサポートの前日に大変丁寧なご連絡と、以下の質問を頂きました。
<質問>
Bさんの質問リストから一部を抜粋
MSL職として働く際に、注意すべき行動や意識
MSL職で評価されている人のポイント(行動評価ということは理解していますが…)
MSL職のメリットやデメリットなど
MSLからのキャリアはどのようなものがあるのか?(他職種を含め)
製薬企業で働く上で、おすすめの情報収集方法(サイトや書籍など)
病院薬剤師のキャリアの活かし方など
こういちは、これらの質問に回答を箇条書きで用意して、キャリアサポートに臨みました。
箇条書きでお伝えした内容は以下です。
公開の許可も頂いているので、公開しちゃいます!!(でも大事な部分というか、裏側の部分や細かな背景情報についてはBさんだけの情報です。)
①MSL職として働く際に、注意すべき行動や意識
- サイエンスは大切。論文をたくさん読んで知識をUpdateし続ける努力が必要。→読んだ論文リストを作るといいかも知れません。Pubmedアラート設定。
- ステークホルダーマネジメント。MSLの先輩や営業所長とMRの方との人間関係をしっかりと構築する。同行研修をたくさん経験すると良いと思います。
- プロ意識。相手にするのはKOL。会社にとって最重要の顧客を相手にしているという意識は重要。
②MSL職で評価されている人のポイント(行動評価ということは理解していますが…)
- 質を高めるのは量ということも理解しておく。つまり面談回数が多いことも大切な指標。→会社が設定しているKPI以上に面談する。
- 現場(支店長、営業所長、MR)からの評価、社内の同僚からの評価は超重要。
- 領域に対する情熱や患者さんへの貢献意欲を適切に示す
③MSL職のメリットやデメリットなど
メリット
- 自分の及ぼす影響範囲が広い
- KOLを複数担当できる
- 数字の責任はない、行動評価/対人評価で自分の評価が決まる。
- マーケティングや開発とも一緒に仕事ができる。
デメリット
- 各種手当はMRより劣る
- コロナも明け、出張だらけで家族との時間が確保しにくい
- サイエンスに常に詳しい必要あり。サボれない。
- 色んなMRさんからいろいろなリクエストがあり、ストレスになることも。
④MSLからのキャリアはどのようなものがあるのか?(他職種を含め)
- メディカル内
a. オフィスメディカル (メディカルプランを描く人)
b. エビデンスジェネレーションリード
c. メディカルエデューケーション
d. メディカルインフォメーション/デジタル- マーケティング
- 開発
⑤製薬企業で働く上で、おすすめの情報収集方法(サイト)
- ミクスOnline https://www.mixonline.jp/
- 日刊薬業 https://nk.jiho.jp/
- Medinew https://www.medinew.jp/
- Pubmedアラート設定
⑥薬剤師のキャリアの活かし方など
- 臨床を語れること。強みを最大限活用すべし。
- 薬剤師の目線。
- メディカルのキャリアにおいて薬剤師資格と臨床経験は有効に働くと思う。
文字にするとさらっと流れますが、この裏側の細かい情報や経験、ブログでは書けないようなこともたくさんお伝えしたので、面談時間は軽く1時間を超えました。
通常は、私が話す割合を3, お相手の方を7位に意識して面談を実施するのですが、
今回は私から情報共有することがメインとなった形式上、それが逆になってしまったのは申し訳なかったと思ってます。
お役に立ったのであればうれしいなと思ってます。
お礼のメールが届きました!
面談が終わって1時間後位に速攻でお礼メールを頂きました。
こういち さん
本日はお時間を頂きありがとうございました。
また、リアルで貴重なお話を丁寧に説明してくださり、大変参考になりました。
以下に特に理解が深まった点などを記載いたします(箇条書き・乱文ですみません)
・行動評価における質を高めるためには量も必要
MSLの役割として「インサイト」を得ることが重要となりますが、KOLとの面談だけでできるのか、自分で果たしてできるのか疑問でした。
KOL以外の先生との面談を通してインサイトにつながるヒントを集めていく、そのための面談を多く設定していく(そのためにもMRさんとの関係性を大事にしていく)
足で稼ぐと言いますか、地道な作業を通して「インサイト」を得るというのは、今までの経験(仕事・研究)に合致する部分もあり、想像ができました。
・キャリアについて
実際にメディカルアフェアーズ内の職種について理解が不足していましたので職種について教えていただけたこと、キャリアアップするために必要な要素(PhDの取得検討、英語の必要性)を、私の現状に合わせて説明していただけたので、理解しやすかったです。
また、MSLの人がどのポジションを目指している場合が多いのかを聞けたことは、どのような人がそのポジションについているのかを意識して観察できると思いました。
・情報収集
実際に製薬企業で働いている方が、どのサイトを見ているかを教えていただけたことは参考になりました(特に未経験のため)。
膨大な情報・様々なサイトがある中で、絞れた方が時間を有効に活用できると感じます。
また、競合製品の情報も忘れずに得ていきたいと思います。
実際に入社してから、どこを観察し、どのような行動すると良さそうなのかを、意識できるきっかけになると思います。
実際に働き始めましたら、また悩みや壁にぶつかると思います。その際に、またご相談に乗っていていただけますと幸いです。
Bさんのお礼メールから一部抜粋
このようなうれしいメールを頂きました。
少しでも自分の話が参考になっていたならうれしく思います。
私の話が役に立ったかどうかは、今回の場合は実際にBさんが製薬企業に就職した後でないと検証が難しいので、また数か月後にお話ししたいなと思っています。
Bさんは、対応も大変丁寧ですし、話をしていても言葉選びが上手なので、きっとKOLを担当してもまったく問題ないMSLさんに成長するだろうなと感じました。
わかりやすくロジカルにお話もされますし、人間関係も全く問題ないだろうなと思います。
素晴らしい方との出会いに感謝します。
ご興味ある方はお読みください。
数はそんなに多くないですが、Noteを購入頂き、メールのやりとりをしている方、Zoomでお話する方が現在進行形で複数人おります。
実はこのブログを書く1時間前も、また別の方とお話してました。
それもまた後々ブログでご紹介したいと思います。
・海外MBAに興味がある
・英語のスコアアップを図りたい
・キャリアについて相談したい
・現状を変えたい
こんな想いを持っている方で、かつ熱意のある方にこのNoteを手に取って頂けたら嬉しく思います。
ということで本日は以上になります。
最近書いてない外資系バイオベンチャーシリーズもまたやりますので、お待ちください~~!
アクセス数からもそこにみなさんの需要があるのは把握しております。
でも、人のことを応援することのできるキャリアサポートはこういち自身が取り組みたい事業の一つでもあるので、
暖かな目でブログの投稿もお読みいただけると嬉しいです。
それでは!
お読み頂き、ありがとうございました。
コメント