製薬会社の広報のお仕事。レギュレーションを守りながらも、クリエイティブな発想が求められる大事なお仕事。外資は結果重視です。高めの年収も期待できます。

戦略的キャリア形成
この記事を読んでわかること
・製薬会社の広報のお仕事内容

どうもこんにちは。

こういちです。

先週はグローバルミーティングが22時、23時から、かつ発表もあったりなんだりで、準備に追われていた毎日でした。

落ち着いた週末を利用して、ブログを書いてます。

さて、今日は製薬会社の広報のお仕事についてご紹介です。

仕事の幅が会社によって変わるかなあと思いますが、多岐に渡るお仕事があります。

今日はその辺りについて詳しくお伝えしたいと思います。

External communication 社外向け広報

社外向け広報は、その名の通り社外の人に対して行う広報活動です。いくつか紹介しますね。

○プレスリリースの取りまとめから発出

会社のホームページに載ってるものです。基本広報部が取りまとめてます。

○報道関係者向けのセミナーの開催

新薬発売の時にKOLと会社の社長や役員を呼んで行うプレスセミナーです。新薬の認知度向上を目的に実施されます。

○疾患啓発活動のプロジェクトリード

広報会社と組んで行うことが多いかと思います。ここは広報の腕の見せ所で、いかに広告会社からクリエイティブなアイデアを捻出させるか、が大変重要です。

ヘルスケアに強みのある広告エージェンシーやベンダーと協働しながらプロジェクトを作っていく。そんなお仕事です。

ほんの一例の紹介ですが、

“中外製薬・DeNA 関節リウマチの疾患啓発プロジェクト 「Ring Again」”

”結婚指輪という日頃から身に着ける身近なアイテムを通して、多くの方々に関節リウマチへの理解および早期発見の重要性を発信し、患者さんの早期治療の実現を目指します。”

2020年11月24日|中外製薬・DeNA 関節リウマチの疾患啓発プロジェクト 「Ring Again」を共同で発足|ニュースリリース|中外製薬

この手の疾患啓発活動は裏で広告エージェンシーが絡んでいることが多いです。(この案件もきっと関わっている、、、はず。。。違ってたらすみません。)

コンペもたくさん実施されます。

マーケティング、メディカルなどと協働しながらプロジェクトとして動かしていくことが多いかと思います。

Internal communication 社内向け広報

社内向け広報はその名の通り社内向け広報活動なのですが、色々スコープが広いです。

会社に寄っては、その業務まで広報部が担当するの?というものまで入ってたりします。

○全社タウンホールミーティングの開催

internal communicationという括りで広報部がアレンジすることがあります。

会社によっては別の部署が行う場合もありです。

○社内イベントの企画

会社設立50周年記念等、お祝い事や行事の取りまとめを行います。

○社内SNSやメールコミュニケーションの積極展開

社内のコミュニケーションが活発になるような仕掛けを行うことも広報のお仕事です。

社内のニュースや取り組みを積極的に取り上げて、コミュニケーションの円滑化に取り組みます。

○internal markting

新薬の発売時期にマーケティング部と協力しながら行うことが多い仕事です。

広告エージェンシーを絡めることも多いかと。

例)ヘンヅツウ部: イーライリリー

https://www.lilly.co.jp/news/stories/henzutoo

この取り組みはinternal marktingの取り組みを、社外向け広報に発展させた取り組みですね。

抗CGRP抗体のガルガネズマブ(エムガルディ)の発売の前から、疾患啓発活動の一環として始めた活動ですね。

これも裏では広報部と広告エージェンシーが絡んでますね。

レギュレーションを守る必要あり。その上でクリエイティブな発想が必要だよ。

製薬会社の広報の場合は、気にしないといけないのがレギュレーションです。

薬機法

情報提供ガイドライン

広告規制要件

まぁ、色々あります。

過激な表現とか、キャッチーな表現を使う場合にはそれらの規制要件をクリアする必要がありますので、それなりにハードルがあります。

なのでコンプライアンスチームとの交渉は必須になります。

その上でクリエイティブというか、新たな取り組みや発想力が求められます。

規制でガチガチなのに、求められるものはレベルが高いもの、他社がまだやっていないような取り組みや結果を求められるので、結構プレッシャーも大きいだろうなと想像します。

特に外資では結果重視です。

お給料はいいんじゃないかな?広告エージェンシーで働いている人はチャンスかも。

製薬会社、特に外資はお給料が恵まれてます。

広告会社では電通や博報堂が高給で有名ですが、たぶん遜色ないレベルです。

30代で1000万円とかは余裕かと。

また広告エージェンシー側で働く際の、過度に締め切りに追われたり、深夜まで残業するなんてこともないと思います。

自分で広告や企画をデザインしたいんじゃー!というデザイナーさんには不向きかもしれませんが、社内社外と調整することが多い広告エージェンシーの営業さんには向いているお仕事なのかなと思います。

基本、発注する側に周りますので、使い走りされるようなこともありませんしね。

興味ある方はヘルスケアに特化した転職エージェントから話を聞くと良いと思います。

外資系製薬会社の本社案件は以下のエージェント達が数多く保有してますので、リンク貼っておきますね。

JAC Recruitment

エンワールド

マイナビエージェント

リクルートダイレクトスカウト

【ランスタッド】

私のところにもたまに求人が来ますが、広報は私は専門外なので基本スルーしてます。

では本日は以上です。最後までお読み頂きありがとうございました!

追伸

ブログの認知度が徐々に上がりつつあり、アクセス数も右肩上がりで嬉しく思います。

これからも細く長く続けていきますので応援よろしくお願いします。

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