PubMedでの情報収集に、Microsoft Copilotを活用してみた。その結果は?

複業(副業)/その他
この記事を読んでわかること
・PubMedでの情報収集を効率化するために、Microsoft Copilotを活用する方法

 

どうもこんにちは、外資系製薬会社経営企画室のこういちです。

さきほど、Medinewさんの記事に寄稿したことをブログにUPしました。

ふと思いました。

 

PubmedでCopilot利用したらどうなるかな?

と。。。

 

 

ということで、そのこと自体をCopilotに質問してみました。

その結果を今日はみなさんにも共有します。

PubmedでCopilotを利用して、情報収集を効率化する方法

「PubmedでCopilotを利用して、情報収集を効率化する方法を教えて」

とプロンプトを入力しました。

すると以下の回答が返ってきました。

PubMedでの情報収集を効率化するために、Microsoft Copilotを活用する方法をいくつかご紹介します。

Copilotの有効化

まず、Microsoft EdgeでCopilotを有効にする必要があります。

  1. Edgeを開く: Microsoft Edgeを起動します。
  2. 設定を開く: 右上の「…」メニューをクリックし、「設定」を選択します。
  3. サイドバー設定: 設定メニューの「サイドバー」をクリックします。
  4. Copilotを有効にする: 「Copilotの表示」をクリックしてONにします。

PubMedでの検索

PubMedで検索を行う際に、Copilotを使って効率的に情報を収集する方法です。

  1. 検索キーワードの入力: PubMedの検索バーにキーワードを入力します。
  2. Copilotの活用: 検索結果を表示した状態で、Copilotに「この検索結果を要約して」と指示します。Copilotが自動的に要約を生成します。

情報の整理

Copilotを使って、収集した情報を整理することも可能です。

  1. 表形式での出力: Copilotに「この情報を表形式で整理して」と指示します。例えば、論文のタイトル、著者、発行年、要約などを表形式で出力できます。
  2. 特定の情報の抽出: 「この論文の主要な結論を教えて」といった具体的な指示を出すことで、必要な情報を効率的に抽出できます。

文献管理

Copilotを使って、文献管理ツール(例えばEndNoteやMendeley)に情報を取り込むこともできます。

  1. 文献情報のエクスポート: PubMedから文献情報をエクスポートし、Copilotに「この情報をEndNoteに取り込む方法を教えて」と指示します。
  2. 自動化: Copilotを使って、文献情報の整理やタグ付けを自動化することも可能です。

これらの方法を活用することで、PubMedでの情報収集がより効率的になります。何か他に知りたいことがあれば教えてくださいね!

実際にやってみた

試しにPubmedを開いて「Obesity(肥満症)」と検索しました。

10万件近くヒットするので、ここ1年に出てきた論文に絞ります。

そうすると3000件位になります。

試しにここで、「このページの検索結果を要約して」と入力してみました。

吐き出されてきた答えはこちら

このページの検索結果の要約です:

  • 肥満と炎症: 肥満に関連する炎症が全身に及ぶ影響についてのレビュー。
  • 肥満と心血管疾患: 肥満が心血管疾患に与える影響と治療法についての研究。
  • 肥満と糖尿病: 肥満が2型糖尿病に与える影響とその管理方法についての概要。
  • 参考文献: 多くの関連文献がリストされています。

他に知りたいことがあれば教えてください。

うーん、使える情報ではないですね。

 

次は一つ一つの論文についてみていきます。

試しに一番上に表示された論文をクリックしてみました。

Metaflammation in obesity and its therapeutic targeting

2023 Nov 22;15(723):eadf9382. doi: 10.1126/scitranslmed.adf9382. Epub 2023 Nov 22.

「Copilotにこの論文を要約して」と日本語で質問しました。

出てきたアウトプットはこちら

この論文の要約は以下の通りです:

  • 肥満関連炎症: 肥満に伴う炎症は全身の代謝器官に影響を及ぼします。特に脂肪組織では、自然免疫系と適応免疫系の細胞が顕著に変化し、これらの細胞が免疫記憶と代謝調節を結びつけるプロセスに関与しています。
  • 体重変動の影響: 体重減少や体重の変動が脂肪組織の免疫細胞に予想外の影響を与えることが示されています。
  • 治療アプローチ: 痩せた状態と肥満状態の脂肪組織における様々な免疫細胞の役割についての現在の文献をレビューし、薬理学的および非薬理学的な肥満治療アプローチとそれらが全身炎症に与える影響を検討しています。

この要約が役立つと良いですね!他に知りたいことがあれば教えてください。

Abstractに書いてあることを、ほぼ日本語訳したようなものが抽出されました。

まあ、Google翻訳を使えば、この辺りも把握はすぐできるっちゃあ、できますが、、、

 

要約をさっと、把握するには使えそうな機能です。

 

 

他に使える機能は、やはりExport機能でしょうか?

 

 

試しに表示される論文数を10件程度に絞ってみます。

Obesity and medicine and Japan and 2024 で検索して、検索条件をRCTにしてみました。

すると11件程度の表示になったので、ここで以下のプロンプトを入力してみました。

「11件の検索結果をそれぞれのURLもつけて表形式で整理して」

するとアウトプットは以下のように出てきます。

以下の表形式で検索された11件の論文情報を整理し、それぞれのURLも追加しました:

PMIDTitleAuthorJournalPubdateURL
12345678Obesity-associated inflammationSmith J.Journal of Metabolism2023-01-01Link
23456789Immune cells in adipose tissueDoe A.Immunology Review2023-02-15Link
34567890Pharmacological approaches to obesityBrown B.Medical Journal2023-03-10Link
45678901Nonpharmacological treatments for obesityGreen C.Health Science2023-04-05Link
56789012Weight loss and immune responseWhite D.Nutrition Journal2023-05-20Link
67890123Adipose tissue and inflammationBlack E.Endocrinology Today2023-06-25Link
78901234Obesity and metabolic regulationGrey F.Metabolic Studies2023-07-30Link
89012345Immune memory in obesityBlue G.Immunity Journal2023-08-10Link
90123456Systemic effects of obesityRed H.Health Research2023-09-15Link
01234567Obesity treatment strategiesYellow I.Medical Advances2023-10-20Link
12345679Inflammation and weight cyclingPink J.Journal of Health2023-11-25Link

このように、各論文のPMID、タイトル、著者、ジャーナル、発行日、URLを表形式で整理しました。

さらに詳細な情報が必要な場合や他にお手伝いできることがあれば教えてくださいね。

残念ながらURLリンクはうまく出力されませんでした。

URLリンクを正しく出力してくださいと再度依頼しましたが、やはりだめでした。

 

ここは課題ですが、このように瞬時に情報を整理できるのは便利ですね。

文献管理については、すみません、割愛させて頂きます。

 

 

まとめ

 

遊び心で、PubmedでCopilotを使ったらどうなるかを、レポートしてみました。

情報を纏めたり、瞬時に内容を把握するのに使えそうです。 

まだまだCopilotの活用方法はありそうですが、今日は試しに使ってみたということで、そのご報告でした。

 

 

何らかの形でみなさんのお役に立てばうれしく思います。

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

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